＊ ページ17
『お酒……。』
嫌な思い出がある。
新年を祝うと言うことで……実家の風習で、たまたま飲まされたのだが……思い出したくない記憶だ。
「飲むか、お前も。」
『いぇ、未成年ですし……新年しか飲みません……。』
「……。」
紅丸さんに進められるか、即断った。
そしたら顔があの顔に。
何かまずかったのだろうか。
結局……お返事はしていないわけだが……。
すると、紺炉さんが私に耳うちしてくる。
「若は二人で話したかったんだよ。」
『……!!』
なるほど。
良い機会だ、お返事でもしよう。
『お酌ぐらいならいたしますよ。』
微笑んでそういうと、「頼む。」とだけ言われた。
あれ……でも紅丸さんって……お酒が入ると……。
『……。』
私の顔がひきつる。
やっぱり本当だった……。
この顔……笑ってるって事なのか？
でも……意外な一面で可愛いかも。
『あの……紅丸さん……。』
「何だ？」
あ"ー……!
いざ言おうと思うと上手く言葉が出てこない……。
どうすればいい？ストレートにお付き合いしましょう？
えぇぇ……どうしたら……。
『あの……四年前はすみませんでした……。一発入れてしまって……。』
「あぁ……あったなそんなこと……。」
違う。言いたいことはそれじゃない。
てか私よ、何でこんなにも緊張をしているのだ。
私は別に……紅丸さんの…事を…………。
『……簪の事で……あの…。』
「……。」
『べ、紅丸さんが良ければ……お試しで……こ、恋人に………なっても……いゃ、お願いします………。』
いちゃったよ…私……。
ちょっとぐらいは恩返しぐらいは……って軽い気持ちなはずなのに…!!
重いよ！重い……。
「お試しだァ……？」
何か怒りの雰囲気が……。
だって……人と付き合うなんて良く知らないし……。
私まだ……紅丸さんの事……。
「お前を落とせばお試しじゃなくなるって事だよな……つまりは。」
『……!!』
お願いだから……それ以上は……。
私の顔を赤くさせないでください……。
紅丸さんとお試しのお付き合い始めます…。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
やっと恋愛が進みました。
自分はどこに向かって小説を書いてるのかわからなくなってたんですけど、答えをやっと出せました。
自己満足での作品にする、それが私の向かう先です。
確かに読者様には感謝してますが、私が楽しくなくてどうする？
どんどん酷い物語にしてやる……。(勝手になってるだけ)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妃夏(プロフ) - 黒さん» コメントに気づかなくてすみません！！(通知来なかった)アニメが進み次第続きを書きますのでお待ちを!! (2020年7月23日 19時) (
レス) id: cc55b480f0 (このIDを非表示/違反報告)
黒(プロフ) - 続キモトム (2020年7月22日 19時) (レス) id: f0b82b371d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：妃夏 | 作成日時：2020年7月17日 15時
