セブチの公式彼女-完結編 (ページ17)

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最初は誰も受け入れてくれなかった公式彼女の存在に一番傷ついていたのだと言う。

“誰も私を必要としてないんだ。”

“アイドルAにも価値は無いのに、公式彼女としての価値も無くなったら？”

そう思うようになったのだと。

それを知ったウォヌは

罪悪感を持ちながらもAと関係を持ったそうだ。

Aとからだの関係を持ったメンバーは全員同じ気持ちだったと言う。

可愛い“妹”として

これがAの為になるのであればと

行為の後は隣で眠るAの横で泣いたそうだ。

DN｢そんなっ、僕、そんなこと知らなくて...｣

ここにいる皆が今やっと

Aのことを理解しつつあった。

だけど

Aの全て理解する為には忘れてはいけないことがある。

JH｢俺たち、Aのこと何にも分かってなかったな。｣

“でもさ、もっと理解するためにはどうしても知らなくちゃいけないことがあるよな。”

そう言って視線をあげる。

JH｢なぁ、ドギョム。｣

これしかない。

俺が二人にしてあげられることは。

DK｢...。｣

VN｢ドギョミヒョン？｣

いっきに集まる視線と

それを避けるように俯くドギョム。

固く握られた拳は少し震えていて

頑張れと祈ることしか俺には出来なかった。