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春の外はまだ少し肌寒い。
大阪の有名な桜の観光スポットは意外にも近くにあった。
大阪城の夜桜。
既に時計は日付が変わったことを示していて辺りはライトアップの光もなく真っ暗だった。
今までツアーの為に走り続けたから
ゆっくり桜を見る時間も無かったななんて手を伸ばせば届きそうなほど重そうに垂れ下がる桜の枝に手を向ける。
その時
ぶわっと風が吹き
桜の花びらが舞い落ちる
__『桜は散る姿が一番綺麗だって、言ったでしょ。』
SG｢っえ。｣
いつも僕に語りかけてくる声
でもそれがいつもと違うことなんて一瞬で分かった。
__『やっと一緒に見れたね。スングァンオッパ。』
耳に届くのは間違いなくAの声で
目の前には桜の花びらが連れてきた
会いたくて
会いたくて
堪らなかった
Aの姿があった。
SG｢A...？なんでっ｣
ずっと考えてた。
突然姿を消したAが戻ってきたらなんて言おうか。
“なんでいきなり居なくなるんだよ”
そう言って怒ろうか
“会いたかった”
そう言って抱き締めようか
いつも想像してたのに
いざ目の前に現れると何にも言葉が出なかった。
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ゆり - 更新頑張ってください！応援してます！ (2019年12月25日 8時) (
レス) id: ca913e550f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あり | 作成日時：2019年12月2日 0時
