セブチの公式彼女-完結編 (ページ2)

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僕たちの春はページ2

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SG side

僕たちの日々は悲しみに明け暮れる余裕もないくらい目まぐるしいものだった。

ファンの前で踊り、歌い

ステージをこなし

また次のステージを準備する。

今まで14人だったから幸せだったことも１人足りないだけでやっぱりどこか物足りなかった。

あれから半年が過ぎて世間は

SEVENTEENAを過去にしつつあった。

“幻の紅一点”

そうファンブログに書かれているのをこの前見つけた。

だけど僕たちにとってはいつまで経っても現在形で

SG｢今度の日本ツアー、楽しみですね！｣

“Aの故郷だから余計楽しみだな”

そんな話をする。

次のコンサートの予定は日本で行われる“HARU”ツアーだ。

春に行う日本コンサートは始めてで何回も行ったことのある土地だけど新鮮でドキドキした。

“ねぇ、スングァンオッパ。”

“日本の春にはね、桜が綺麗に咲いてるんだよ。”

“そして花びらが散るときが１番綺麗なの。”

“今度日本に行くときは桜の季節がいいな。”

そう言っていたAを思い出す。

せっかく一緒に桜が見れるのに。

隣にAはいない。