大ちゃんは、俺のだから。-second-【ar×ym】 (ページ25)

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ym 「…ウソだよ」

山田の言葉に俺は首を傾げた。

何がウソなんだ？

山田はベットに寝転んでいる俺の顔を見ながら

布団をかけ直してくれる。

ym 「大ちゃん、昔からそうだよね。昔も、収録で大事な役任されて、頑張りすぎて、よく体調崩して休んでたよね」

「……」

…確かに俺は昔から、

体調を崩すことが多かった。

だけどそんなこと、すっかり忘れてたのに。

本人も忘れていたようなことを、

なんで山田が覚えてんの…？

ym 「頑張りすぎてんだよ。自分の限界くらい知っとけ。無理しすぎて倒れたらシャレになんないでしょ。大ちゃんは大ちゃんらしく、風邪なんて引かないで笑っててよ」

口が悪い言葉なのに、なぜか心配そうな

弱々しい声。

そんな心配することないのに…と思う。

だけど同時に、嬉しいと思ってる自分もいた。

山田の手はそっと、俺の手を握る。

「山田？」

ym 「…どうすれば大ちゃんは元気になる？」

「…俺、元気だけど？」

ym 「ウソつかないで。弱ってんのぐらい知ってる。何年大ちゃんを見てきたと思ってんの。もうちょっと、さみしがってよ…」

小さな声は、所々聞き取れない。

だけど山田、俺さ。

「俺、寂しくないよ」

繋いでる手を、ギュッと握り返した。

ふたつ重なる手から顔をあげ、山田を見つめる

「だって今、山田がいてくれてるじゃん」

ym 「……」

シーン。

…あれ？

今俺、なんて言った……？

♡作者より♡

まず、

〝ありらいす〟さん！

コメントありがとうございます♪

大ちゃんがかわいいと思ってくださって

嬉しいですっ！(*´ω｀*)

天才ではないですよ…？笑

読者のみなさま

ここまで読んでくれて

ありがとうございます♪

まだまだ話は続きます！

お楽しみに！