大ちゃんは、俺のだから。【ar×ym】 (ページ38)

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「それはゲームの話だろ？圭人とはゲームの趣味が合うから、話してて楽しいんだよ」

ym 「………」

そう言うと、山田は何か考え込むように俯いた

そして数秒後、思い付いたかのように

顔をあげる。

ym 「じゃあ、俺もする」

「え？」

山田の唐突な言葉に、ポカンとしてしまった。

ym 「聞こえなかったの？俺もそのゲームするって言ったんだけど」

…いや、聞こえてたけど。

「……なんで？」

ym 「そんな気分だから。もういいでしょ。早く帰ろ」

「おわっ！」

俺のカバンを左手に持ったまま、

右手は同然かのように、俺の手を握る山田。

強引に引っ張るくせに、つなぐときはまるで、

大切なものに触れるかのように優しく手を

取るんだ。

それは、山田の性格そのもののような気がした

強気で分かりづらいけど、実はすごく優しい。

…そんな感じ。

帰り道、もうすぐ俺の家に着くという頃。

ym 「今週の金曜日ね」

「は？」

ぼんやりと、山田の方を見てると、

山田がそんなことを言った。

ym 「ゲーム持ってきて。収録終わりに俺の家でするから」

「え、俺が貸すの？」

ym 「当たり前でしょ。ちなみに、大ちゃんも一緒にするんだから」

「はっ！？」

ym 「わかった？絶対だからね。じゃあね」

ズイッとカバンを押し付けるように渡すと、

そのまま来た道を車で引き返して

行ってしまった山田。

「嘘だろ…？」

二人で、しかも山田の家とか、緊張する！

「無理だからっ！！！」

家の前り

俺の叫び声は、静かな夜の中響いた━━━━━

～作者より～

ここまでこんな駄作を読んでくれてありがとうございます！

やっとここまできた…(;´д｀)

まだまだ話は続く予定なので、

ある程度区切りがついたら移行しようと思います！

移行してもぜひ読んでください！！

では、次の話もお楽しみにっ！(*´ω｀*)