大ちゃんは、俺のだから。【ar×ym】 (ページ30)

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28 ～Daiki.A side～ページ30

arside

週明けの月曜日。

それは、とある打ち合わせの時間だった。

約1週間後に控えたメンバー内運動会の収録に

向けて、

なんと今さら、収録のメンバーの役割を

決めるらしい。

マネジャーがダラダラとそんなことを

話している。

…まぁ、俺には関係ない。

「ねぇ、圭人」

て、なわけで、俺はとなりの圭人に話しかけた

kt「ん？」

「前に貸したゲームあるじゃん？あれの続編、もうすぐ発売なんだって！すごい面白そうだよ！」

kt「ほんと！？あれ、おもしろかったよね！ヤバイ、すごい楽しみ！」

「発売されて買ったら、また貸すな！」

kt「ありがとー！絶対する！」

圭人とはHey!Say!JUMPのメンバーで、

好きなゲームの趣味も合うということで

仲良くなった。

話していておもしろいし、すごくいいやつだ。

爽やかで親しみやすい雰囲気もあって、

グループで人気の存在だ。

マネジャー「はーい。そこで仲良くヒソヒソ話をしているお二人さん」

…ん？

マネジャー「話をしてるのに、いい度胸だねー」

マネジャーの方へ、ゆっくりと顔を向ける。

すると、マネジャーがにこやかな笑みで、

俺と圭人を見ていた。

マネジャー「その度胸を見込んで、この収録の代表、君らにお願いしようか」

「ね？」なんて、語尾にハートがつきそうな

勢いで言ってきたマネジャー。

いくらなんでも、ちょっとそれはキツい。

ていうか、え…ウソでしょ。

マネジャー「早速、誰がどの種目するか決めて。決まったら僕に教えること。はい、以上～」

ちょ、ちょっと待って！！

kt 「Really…？」

となりから圭人の声が聞こえてきた。

「ごめん圭人、俺のせいで…！」

kt 「ん？No,problem.大丈夫だよ。てか、大ちゃんのせいじゃないよ。僕もうるさかったしさ！とりあえず、決めよ」

…ほ、ほんとジェントルマンだな。