Cosmic Change!2

頭脳派な双子3 ページ3

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｢そろそろ寝るか！｣


那須がちらりとスマホで時間を確認した。


｢ええ、まだ22時だよ？｣


いつもよりかなり早い就寝時間に
不満の声をあげれば
隣から浮所にほっぺをつままれて
｢こら、病人だろ！｣と
窘められてしまった。


｢はい…。｣


｢なんだよぉ、そんなへこむなって、｣


元気になったらいくらでも
夜更かししような？ なんて那須があやすように
俺に話しかける。



｢でたでた、那須お兄ちゃんは相変わらず甘いな！
優しいお兄ちゃんに布団敷いてもらおうぜ！｣



浮所がニヤニヤしながら俺の肩を抱いてそう言った。


｢いや、金指くんは病人だからいいけど
お前は手伝えよ！｣



仕方ねえなー、なんて言いながら
2人でクローゼットから布団を出す後ろ姿はそっくりで、やっぱりかっこよくて、まざりたくなって、｢俺も手伝うよ、｣って駆け寄ったけど｢病人は安静ににしてなさい｣なんて言って追い払われてしまう。




性格は全然似てないのに 双子みたいにそっくり
ちょっと変人だけどいざと言う時はかっこいい、
そんな2人はやっぱり自慢の兄なんだと
やいやい言い合いながら布団を引く2人をみて
俺は1人そう思った。






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