Cosmic Change!2

縮めたい距離2 ページ14

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｢おはよ！｣


｢おはよー。｣


指定されたスタジオの控え室に入れば
藤井くんがソファーに座っていた。




｢今日荷物多くない？｣


俺の荷物を見た藤井くんが不思議そうな顔をする。



｢今日大昇と金指んち泊まるから着替えもってきた。あとは、トランプとー、ゲームとー、｣





｢…あんまり騒いだらダメだよ、病み上がりだからね。龍我に風邪がうつってもいけないし。｣


｢大丈夫、大丈夫！｣


｢ほんとかなあ…。｣


俺の中身を続々と披露してたら藤井くんが苦笑いしながらそう言ったけど俺は風邪は年1回しかひかないタイプだから余裕。


｢でも龍我よく一世の様子がおかしいって気づいたね。龍我のおかげで助かったよありがとう。｣



｢たまたま金指の洗顔間違えて持って帰ってたから電話したの。そしたらなんか子犬みたいな声だったからおかしいと思って。｣




｢子犬？そんな一世2年前に絶滅したと思ってた…。｣



｢そういうこと言うから金指にツンデレされるんだよ！那須と一緒！那須も俺にそんな感じだもん。｣



｢つまり龍我は那須にツンデレしてる自覚があるわけね。｣




ニヤッと笑いながら藤井くんが俺の顔を覗き込む。



｢いや、俺のはツンデレじゃなくて俺離れさせてるだけだから！｣



｢どうだかね。…あ、来たんじゃない？｣




扉の向こうからガヤガヤと声が聞こえてきて自然と口元が緩む。



金指元気になったかなー？
今日こそ金指と俺の距離を縮めてやるからな！






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