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お願いだから来るなと願う時ほどすぐにやってくる約束の時間。
町は既に暗くなっていて
至るところで焼酎片手に盛り上がる学生。
そして私の隣にはどこのファションショーにでるのかというほど着飾ったサナ。
結局日中の格好には納得がいかなかったようで一度家に帰って着替えてきたそう。
そんなことをしている間に既に約束の時間は過ぎ私たちだけ最後に合流する形になった。
既に出来上がっている中に入っていくのも勇気いるけどな。
とまるで他人事で考えていれば
SN｢着いた！ここだ。｣
ついに戦場についてしまったようだ。
盛り上がる店内
仕事終わりのサラリーマンに若い男女のグループ
そして奥には一際目立つ男の子の4人グループが。
SN｢スニョン〜！お待たせ！｣
私の手を引くサナはいつもの３割増しで甘ったるい声をしていた。
HS｢サナちゃん！お友達も！こっちこっち！｣
スニョンと呼ばれた金髪の青年はいかにも人が良さそうな顔をしていて
HS｢さぁ、今日のメンツが揃いました！｣
どうヒョン達？
可愛いでしょ？
と機嫌を取る姿にあぁこの人がサナに上手く使われちゃった“人脈”さんか。と思った。
SN｢あの、は、はじめまして！サナで...｣
聞き慣れない甘い声で自己紹介を始めたサナをよそに
JH｢は？女が来るとか聞いてないんだけど。｣
温度のない無情な言葉がその場に響く。
HS｢ジョンハニヒョン...あの、これは。｣
焦るスニョンさん
あぁ、最悪な雰囲気
めんどくさ
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作者名：あり | 作成日時：2020年3月6日 23時
