気になるあの子は小悪魔的2 ページ28
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藤井くんにそう言われて
耳からスマホを外して画面を見ると
フッと一瞬写ったのは
金指くんを抱き寄せてる浮所と
何かを話したかと思ったら
浮所に顔を埋める金指くんだった。
珍しく浮所にベッタリな様子に
戸惑っていると
プツッと映像の切れた画面。
「いや、どういう状況だよ!」
「んー、まあ会えばわかる、かな?
一世ちゃん熱が38℃あるから俺らも見とくけど、
那須もちょっと見といてやって。」
「そ、そか。それはわかったけど。」
「じゃ、俺もそろそろ浮所に加勢してこようかな。
那須電話ありがとね。」
「うん、また後でな。
浮所にもよろしく言っといて。」
「ほいほい、じゃまた後で。」
あっさりと切られた電話を片手に
さっき見た映像を理解しようとするけれど
何がどうなればあぁなるのか全く分からないままだった。
まあ金指くん、俺をお兄ちゃんに選んだのが不思議なくらい浮所に懐いてたしな、そうだよな、
なんて何を納得しようとしてるのか
自分でも分からなくなる。
とにかく集合したら浮所を問いつめればいいか、
なんて無理やり思考を切り替えて
俺はスタジオを後にした。
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凛(プロフ) - 続き楽しみにしてます。 (2019年7月10日 14時) (レス) id: 8feaf83578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コズミックりんご | 作成日時:2019年7月9日 17時