検索窓
今日:11 hit、昨日:15 hit、合計:76,830 hit

サイレント困ったちゃん4 ページ13

.





「金指ー?終わったー?」


廊下から声をかけながら
リビングに戻れば、
金指は水戸黄門の葵の紋よろしく
こちらに向かって体温計を差し出している。




「浮所、どう?熱ない?」



どうやら本当に
体温計を見たくないらしい。



「しゃーねーな、お前ほんと…。」


金指の代わりに体温計を覗き込めば
38.3℃の表示。


…まあまああるじゃん。


「どう?」

不安そうな目でこちらを見る金指が
なんだか可愛くて



「何?知りたいの?ほら、」


と体温計を金指の方にわざと向けると
バッと勢いよく後ろを向いたので
思わず笑ってしまった。


「病は気からでも、熱は気では下がんねえよ。」



「それ、あるって言ってるようなもんじゃん…。」



不満そうな目で睨まれたけど
熱があると分かれば
そんな生意気な顔も情けなく見える。




「金指もう風呂はいった?
明日は土曜だし学校ないよね?」






.

サイレント困ったちゃん5→←サイレント困ったちゃん3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
176人がお気に入り
設定タグ:東京B少年 , ジャニーズJr. , 美少年   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

(プロフ) - 続き楽しみにしてます。 (2019年7月10日 14時) (レス) id: 8feaf83578 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コズミックりんご | 作成日時:2019年7月9日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。