幼なじみとの距離

はかどらない ページ31

沙耶香サイド

私から涼介を誘ったのに、本当に２人だと緊張しちゃう。。。


小さい頃からお互いの家で遊んでたし、家族ぐるみで付き合う仲なのに。
こうやって緊張するってことは、やっぱり涼介の事が好きなんだ//



部屋へ入ると、さっそく勉強を始めた。

涼介「沙耶香、ここ教えて？」

涼介がそう言って、私に教科書を見せてきた。


沙耶香「ここはね、こうして.....こうすると、答えが出るよ(*^^*)」

涼介「そういうことか！」

私が教えてあげると、どんどん他の問題を解いていく涼介。


やっぱカッコいいな〜//
.....って、私も勉強しないと笑



しばらく勉強すると、涼介が私に質問をしてきた。

涼介「沙耶香は好きな人とかいないの？」

急にどうしたんだろ。。。

沙耶香「いるよ」

咄嗟に出た私の答え。
いるよって言っても、私の好きな人は目の前にいる涼介なんだよ.....


涼介「へぇ〜……どんな人？」

涼介が興味深そうに聞いてきた。

沙耶香「優しくて、カッコいい人だよ。その人を見ると、何でも頑張れるような気がするの。」

目の前にいる涼介に、目の前で答える。


涼介「あのさ.....」




こんなに近くにいる幼なじみは、近くなるほど遠く感じます。
私の気持ちが伝わるなら、その距離は縮まりますか？

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