幼なじみとの距離

優しさ ページ16

沙耶香サイド

手当てしてもらったあと、先生は出張があるみたいで先に保健室から出た。

すると、涼介が入ってきた。

涼介「沙耶香どうした？保健室入るとこ見かけてさ。あんま無理すんなよ？」

涼介には足のこと言わないでおこう。涼介は優しいから、きっと心配する。
でも、心配ばっかかけてられないし。

侑李「もう平気みたいだよ！ちょっと具合悪くなっちゃったみたいで。」

言い訳を考えていると、知念くんがすぐにフォローしてくれた。

沙耶香「うん！もう大丈夫(^^)久しぶりに1500なんて走ったからさ笑」

涼介「頑張るのも良いけど、自分の体 大事にしろよ？」

さらっとカッコいい言葉を言っちゃう涼介は、やっぱりカッコいい。

沙耶香「ありがと(^^)あっ、私の荷物。」

涼介の手を見ると、私の荷物があった。
わざわざ持ってきてくれたんだね。

涼介「持つからいいよ！病み上がりなんだし、ゆっくり帰ろ？」

涼介のこういう優しさが好き。

侑李「じゃ、僕は帰るね！お大事に！」

沙耶香「知念くん、ありがとね(*^^*)」

気を遣ってくれたのか、先に保健室から出ていった知念くん。
本当にありがとう。。。

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