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須貝side
「お熱が高いので冷えピタ貼りましょうかね」
前髪をそっとよけて冷えピタを貼ってやる。冷たさにちょっとびっくりしていたが、気持ちは良かったらしい。
「山本、お腹すいたでしょ。食べられそうなら朝ごはん食べよ」
これなら病人でも食べられるだろうと、冷蔵庫にあったゼリーを持ってきた。桃とみかんのどっちがいいかと聞くと、桃と答えたので蓋を開けて渡してあげる。普段よりだいぶゆっくりではあるが、少しずつ食べ始めた。
「……のこしていいですか、？」
「うん、無理して食べんでいいよ。ほい、じゃあ薬飲みな」
市販薬しかないけど、ちゃんと効いてくれるといいなぁ。さっきみたいな反応をされそうだから、キッチンに片付けに行くのは後にして、とりあえず今はそばにいてあげることにする。
「山本、眠いなら寝な？」
「んー、ねむくない、です……」
「寝ないと良くならないから。ほらほら、おやすみ」
「うー、ぼく、まだねません、」
そんなことを言っているが、眠いのは一目瞭然だ。まぁ、今日はわがままを言って甘えたい気分なんだろうから、しばらく付き合ってあげようかな。
「じゃあ眠くなるまでお話しよ。俺が超伝導について語ってあげようか？」
なんて冗談だけど。のんびりと雑談をしているうちに、いつのまにか山本は夢の世界に入っていた。
「おはようございまーす」
「しー、今寝てるから」
俺が朝ご飯を済ませたころに、伊沢が出勤してきた。せっかく寝てくれた山本が起きないように、静かにドアを閉めさせる。
「山本、熱でも出しました？」
「うん。さっきやっと寝たとこだから起こさんであげて。あと、今日はえらい甘えたさんでさ」
「あぁ、精神的にも疲れてるんでしょうね」
大学でも仕事でも、いろんな人との付き合いもあるし、少なからずストレスやプレッシャーも感じてるだろうからね。そんなのに負けるような子じゃないのはわかってるんだけどさ。
「須貝さん、今日は仕事はいいんで、山本の相手してもらえますか」
「え？」
「最近働かせ過ぎな気もしてたんで、たまには甘やかしてやってください」
そういうのはたぶん俺なんかより須貝さんのほうが向いてますよ、と言葉が続く。伊沢もそう言ってるわけだし、今日は山本のお兄ちゃんでいてあげましょうかね。end
ーーー
葉月さん、リクエストありがとうございました！
甘えたさんな山本さんと、お兄ちゃん感のある須貝さん、いかがでしたか……？(作者が書きたかっただけ)
ひとりじゃないから-wtnb-＊→←寂しがり屋さんな日-ymmt-＊
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雪月花 - すいません、どうしても分かんないです。色々有名そうなのを入れてみて全部出し尽くしちゃったんです。ヒントとか貰ったり出来ませんか？ (6月18日 20時) (
レス) id: a76a285c93 (このIDを非表示/違反報告)
NaHo(プロフ) - あの手この手で色々調べてみたんですが全くわからないので教えてくださいお願いします🙇🏻♀️ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 45b193f19a (このIDを非表示/違反報告)
あくと(プロフ) - 頑張って考えたんですが続編のパスワードが分からなくて...ヒントなど頂けたりしませんか？お忙しいと思いますが返信頂けると嬉しいです (2022年3月11日 18時) (レス) id: ab17c965b8 (このIDを非表示/違反報告)
White - すごくおもしろくて2も読んでみたいな、と思ったのですが、ヒントをみて、思いつく数字を片っ端から入れても、どんなに調べても分からなくて、もう少しヒントを頂けませんか？ (2021年10月31日 20時) (レス) id: 276347c53c (このIDを非表示/違反報告)
s.u - 私は、有名な4桁数字と調べたら出て来て、あ〜これか〜！ってなりました（今さらすみません） (2021年9月29日 20時) (レス) id: 4835169485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉怜 | 作成日時：2019年9月21日 23時
