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新学期、新しいクラス表が張り出されている掲示板の前に3人はいた。
「「見えない」」
「俺が見てくるから、ちょっと待ってて」
生徒数がそれほど多いわけではないが、人だかりができていては小柄な樋口とAにはもはや何も見えなかった。長身な荒垣は少し背伸びをして、見慣れた名前を探す。
「……あ」
「見つけた?」
「荒垣は見つけやすいよね、"あ"だし。……荒垣? どうしたの、固まってるけど」
「――3組だ。俺たち。全員」
荒垣は驚いた様子で2人を見た。
「よかった〜、気が楽だぁ。早く教室行こー」
「樋口はどこでも気楽じゃないの?」
荒垣から結果を聞いて、早速歩き出した樋口とA。
お前らもうちょっと感動とかないのか、と思いつつ、荒垣もそれに続いた。
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作者名:三宮 | 作者ホームページ:https://alicex.jp/riiiiidoooosog7/
作成日時:2023年6月26日 0時