夢小説の矛盾にツッコミを入れてみよう

公開するのなら ページ19

この占いツクールには、他のサイトと違う、ちょっと変わったルールがあるそうですね。
成人向けフラグやオリジナルフラグ、そして強制的な伏字、どちらも初めて見かけました。
サイトが公式に二次創作の声明を掲げているのも、珍しいです。
中でも驚いたのが「低評価無効」だったのですが、
これは荒らし対策に実装されたものと小耳に挟みました。
実際そうだったら仕方がないかなぁとは思いましたが、
なんだかどうしてもモヤモヤが拭えません。

というのも、作品を公開した以上は、
どんな意見や評価が来ても真摯に受け止めたほうが、得るものは大きいと思うからです。
いろいろな人が見ているネットに作品を公開するわけですから、
当然、高評価だけを得るなんてことは不可能です。
数ある評価の高い作品も、ヒット数を見ればお気づきかと思いますが、
実際には一点も入れられずに素通りされている事の方が多いです。
事実上の０点扱いですね。

そもそも、作品に目を通し、評価をし、更に意見まで送ってくれる人というのは、非常に貴重です。
長所を褒められたら、そこは伸ばしていきましょう。
問題点を指摘されたら、きちんと改善しましょう。
自分で自分の作品をジャッジするのは、やはり生みの親という贔屓もありますから、
どうしても限界がやってきます。
そういう時に頼りになるのが、違う価値観を持つ他人の目です。
他の人の指摘というものは、今までずっと知らなかった事実に気づかせてくれる鍵となります。

指摘に対して、「嫌なら読むな」は通用しません。
「読んだから嫌になった」のですから。
だから、次からは「読んでも嫌にならない」作品を目指しましょう。
それでも低評価が嫌ならば、初めからネットで全世界に公開するのはやめて、
仲間内で楽しんだ方がよっぽど有意義かと思われます。

批判を受ける際は、相手が「何に」ダメ出しをしているのか、きちんと冷静に判断しましょう。
短所を把握することが、克服の第一歩に繋がります。
批判や指摘とは「ここはこうなっているけど、あなたはどう思うの？」という問いかけです。
作品否定とは全く違います。
そこをきちんと理解して、問いかけに答えられるようにしていきましょう。

ごく稀に、悪意でもって、作品とは全く関係のない人格否定をしてくる相手もいますが、
そんなときは落ち着いて相応の対処をすることで、
自分のスルースキルを鍛えるのに使ってしまいましょう。
何事も、見方を変えれば成長の機会になるのです。

二次創作の注意点→←原作という縛り

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