優等生はアレが欲しい…4【名前変換オリジナル】

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蒲田「…本当に1人で帰れる？」



「うん…大丈夫」





蒲田「…それならいいんだけど」








心配かけてばっかりでごめんなさい…蒲田さん
でも私は…この心に空いた穴をそう簡単に忘れられるわけなんてないの






「…っ」





1人の帰り道、1人の家、誰もいない空間


私はまた…戻されたんだ。





いくら友達が出来ても、あの時の思い出があるから
忘れられるわけない。


私は…やっと気がついたんだ。









私はアレが……









君の、アレが欲し…









―――――――――――



すると、私の目の前が…白い光に包まれた。

目が痛いくらいの光に目を閉じて
すごい強風に巻き込まれた…！！









「な、なにこれ…！！！！」







目をゆっくり開けると、そこには私の世界でも
ヴァンパイアの世界でもない

誰もいない、私も知らない街にいる。






「誰か…いないの？」





なんで…今度はなんなのよ

私は本当に…そういう体質なの…？









みんな、今何をしているの？
私はこんなところに飛ばされて…


会いたいよ、少し会えないだけで辛いの








「…みんな…」






涙が足元に零れ落ちた。









航太「やっぱり泣いてる」









「…え？」









後ろを振り返ると…
見覚えのある顔が





安心して、暖かくて優しくて
私の世界の中で大事で大事な人









「…みんな」









秀「寂しかったかな？」


尚「なんて顔してんの〜！！」


裕也「泣いてくれるなんて嬉しいけどね」


奏斗「お待たせしてしまいましたね」









「会いた…かった…」




私はやっぱり…君がいないとダメなんだ。
この世界を壊しても、愛おしい貴方を…









航太「迎えに来たぞ、玲香」

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