優等生はアレが欲しい…2【名前変換オリジナル】

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尚side






秀が俺を呼び出したのは、正式には初めてかもしれない。

俺は秀の部屋で、話を聞くことにした。







尚「…秀、どうしたの？俺に話って」


秀「尚くんはさ、玲香さんのこと…好き？」






俺はびっくりした。
だって秀の話が玲香の事だと思わなかったから





尚「何言ってんだよー！！好きに決まってんジャーン！！」






玲香がここに来て、もう3ヶ月が経過した。

もうすぐ…あの日なのに、秀は玲香に何を思っているんだ…？






秀「じゃあ、質問を変えるね」






秀「玲香さんを抱きしめたい？キスしたい？」


尚「え、え！？///」





な、何を言い出すんだよ！秀！！
そんな話…恥ずかしいじゃん！！








尚「何言ってんの！玲香は好きだけど、それは…」




秀「俺の好きは、そういう好きだよ」





秀は間髪入れずにそう答えた。

真剣な眼差しで…。






尚「…秀は玲香が好きなの？」


秀「うん、そうだよ」






俺って馬鹿だ…何も気づかなかった。






尚「な、何言ってんの！俺たちはヴァンパイアで玲香は人間で…そんなのダメに決まってるよ！！」




秀「分かってる…！だけど玲香さんはこんな僕の事を、全部受け止めてくれたんだよ…！」



秀は真剣だ。ずっと秀のことは小さい時から見てきたんだから、そのくらいすぐに分かる。







尚「秀は…本気なんだね」


秀「ダメダメな僕だけど、つり合うように頑張るんだ」


尚「…そっか」





秀「だから、尚くんの気持ちを聞きたい」






俺の…気持ち

そんなの分からない…玲香は俺たちの友達で、仲間で…


この気持ちは…きっと恋じゃない






尚「そんなに本気なら応援する！俺と秀はちっさい頃から一緒なんだもんな！」



秀「…うん、ありがとう」









これでいい、はずなんだ。

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