story 8 ページ9
( 知念 )
美味しい 、 そう言っただけなのに
わんわん泣き出す涼介になんだかいろんな感情が溢れて
席を立ってゆっくり涼介を抱き締める 。
「 … ちねん ？ …… 」
「 … 久しぶりに買い物でも行かない ？ なんか買ってあげる 」
僕が大貴みたいに 大丈夫 って涼介を安心させられるかは
分からないけど 、 でもこんなに小さく蹲ってる涼介を放っておけなくて 。
いいんだ別に 。
涼介からの見返りを期待してるわけじゃない 。
だけど今だけでも 、 僕を見てて欲しくて 。
もっと涼介と一緒に居たくて 。
ただ僕の欲張り 。
「 ふふ 、 … ありがとう 、 」
僕の欲張りで 、 ただの妄想で終わってたのに
僅かにぎゅっと抱き締められるから
こんなんだから 、 涼介を諦められないんだ 。
.
.
.
.
それから2人でちょっとお洒落な洋服に着替えて街に出た 。
「 どこ行こうか 、 」
「 え 、 決めてなかったの ？ 」
「 … 今決めたもん よし 」
30分くらい歩いて着いたのは
僕も涼介も好きな感じの雰囲気の雑貨屋さん 。
「 わああ 、 可愛いっ ！ 」
「 ふふっ 、 好きなの選んでいいよ 」
そこからは別々で色んなもの見て
でも僕はあんまりものを選んだりするのが得意じゃないから
涼介は何見てるのかな 、 なんて探してみる 。
涼介がいたのはアクセサリーコーナーで
じーっとペアのネックレスを見ていた 。
… やっぱり大貴には負けちゃうなあ 、
「 それ欲しいの ？ 」
突然話しかけた僕にびっくりしたのか
ぱっと振り向いて
うん 、 と微笑みながら頷いた 。
「 じゃあレジ行こうか 、 」
「 あのね 、 知念っ ！ 」
「 ん ？ どうしたの ？ 」
レジに行こうと歩き出した瞬間
結構大きめの声で叫んだ涼介 。
「 知念とお揃いにしたいの 、 だめ ？ 」
「 へ 、 僕 、 ？ 」
なにかと思えば お揃いにしたい なんて可愛いこと言って 。
そんなの嬉し過ぎるじゃんか 。
...
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練乳いちご(プロフ) - 更新待ってます (2019年12月22日 1時) (
レス) id: e3a9848203 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!!!おもしろかったです (2018年9月30日 19時) (レス) id: 4b37c56022 (このIDを非表示/違反報告)
いわし - ぴーーすさんのお話大好きなのでいつまでも待っています！頑張って下さい！ (2018年7月22日 23時) (レス) id: ae19949072 (このIDを非表示/違反報告)
いわし - いえ、こちらこそ楽しいお話ありがとうございます！これからも応援してます！頑張ってください！ あぁ山田くんの中から有岡くんがだんだんいなくなって来ましたね！ドキドキです！ (2018年7月2日 5時) (レス) id: 5df77550ea (このIDを非表示/違反報告)
ぴーーす(プロフ) - いわしさん» ありがとうございます……！いつも励まされます！！ (2018年7月1日 22時) (レス) id: 96c92b2ccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーーす | 作成日時：2018年2月4日 11時
