椛の過去2 ページ12
その日からいじめをうけるようになった。
物を隠されるのなんて日常。
物に落書きされるのなんて日常。
物を捨てられるなんて日常。
辛くて、苦しくて。
ゆーりたちになにか聞かれても言えなくて。
言ったら、ゆーりたちがどうなるかわからないから。
りょーにぃにも相談できなくて。
ただただ怯える日々。
小5になったある日、学校に行ったらあの女の子が教室まで私の手を引っ張っていった。
小5のときもゆーりとゆーてぃーと私は同じクラスで。
あの女の子も同じクラスで。
たまたまその日、ゆーりとゆーてぃーとは一緒に来てなくて。
教室に行ったらランドセルを外に投げ出され、後ろから抱きつかれた。
「今から楽しいこと、してあげる」
そう言われて服を脱がされて。
椛「い、やだ...やめて...」
「成長途中だね〜?」
「ほっそーい(笑)」
やだ、やだ、やだ...
そう思ってたとき。
「ねぇ、なにしてんの?」
「俺らのお姫様に手出さないでくれない?」
って助けに来てくれた。
でも、こんな姿は見せたくなくて。
みんなは私から離れた。
裕「歩いてたらランドセル落ちてきてさ。
誰のかなって思って見てみたら椛のだったよ」
知「怖かったよね...気付かなくてごめんね...?」
はい、ってランドセルを渡してくれるゆーてぃーと私の服をなおしてくれるゆーり。
いつか裏切られるんじゃないか。
そう思っちゃって私は教室を飛び出して屋上に行った。
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作者名:やまありらぶ&あかね | 作成日時:2019年12月9日 20時