【文スト】貧乳で何が悪い3【中原中也】

番外編9・1・ ページ8

中也side


現在 23:45

首領に任されていた任務を終わらせ、簡単に報告をして 帰宅する

緊急で呼び出されたので ゆっくり休もうとしていた計画が狂ってしまった。

ふぅ、とため息をついて鍵を開ける



中「ただいま」

そんな事を云っても返事をしてくれる人は居ない


そりゃそうだ、一人暮らしだし



靴を脱ぎ、リビングに繋がる扉を開けると


パンッ


中「うわ！？」


行成 破裂音がした

…それから 怒ったような 安心したような声


『ハッピーバースデー中也！
遅いよ！！』

中「は…！？何で手前が此処に！」

『中也の誕生日だからずーっと待っててやったのに 全然来ないんだもの』

中「…俺の誕生日？」

『そう、四月二九日は中也の誕生日でしょ。真逆忘れてたの？もう呆けたの？』

中「呆けてねェよ！」

だがAの云う通りすっかり忘れていた







…ん？

俺は本来20:00位に帰る予定だった、そしたら此奴



ずっと…待ってたのか？

中「おい、A」

『中也』

遮るように云う


『…じゃじゃーん！なんとなんと、この私がじっくり丁寧に世界一美味しいケーキを作ってあげたよ！！』

背後に隠してあった箱を開けると、ホイップクリームと苺がトッピングがされたチョコケーキ

『甘すぎず苦すぎず 赤ワインに合うケーキとなっております』

中「レシピは？」

『クッ◯パッドですけど。

……文句あんの？云ってみろコラ』

中「申し訳ございませんでした」

『よろしい』


あ、けどトッピングは私のオリジナルだから！！と付け足すと 俺を椅子に座らせ、綺麗に磨かれたグラスに赤ワインを注いだ

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