文豪にセクハラしたいんじゃ

横浜連続殺人事件4* ページ26

敦「Aさん！…っ」

敦君が男を追いかけようとすると、
後から来たであろう国木田さんが犯人を捕まえていた


血がドクドクと流れ出る



敦「Aさん！しっかりして下さい！！」

『敦く、ん 私は…』

敦「…何故庇ったんですか！
僕なら治癒能力があるからっ」

『知ってるよ、わかってるけど
敦君は大事な人だから、 傷付けたくなかった』

敦「…Aさんは 変態だし すぐ抱きついてくるし 変態だけど」

『変態って二回云ってるよ敦君』

敦「それでも僕の知り合いだから…」

『そこは大切な人って云って』

敦「僕もAさんに死んで欲しくないし傷付いて欲しくないんです！」

『…敦君…ごめんね…』

敦「何で謝るんですか…！
Aさんは死んじゃ…！！」

『……私幸せだなあ…
一人じゃなくて 敦君の腕の中で死ねるから…』

敦「やめて下さい！！Aさん死なないで下さいっ…」

『敦、くんが無事で……
……良かっ…た…』



バシャ、と音を立てて落ちる腕


敦「…Aさん？Aさん！！

目を開けて下さい… 何時もみたいな、元気なAさんでいて下さいよ…」




敦「………Aさん…」




国「…敦」

敦「…僕がもっと早く来て、ちゃんと犯人を倒していれば…」


雨の音だけが響く



敦「…………


………ん？」



ぎゅーーと自分の体が抱き締められている感覚がする


…真逆

『はぁ…敦くん…♡』

敦「……え？ちょ、え？？」

『敦くんは今何故私が生きているのか疑問に思っているのだろうけど、
変態はモブに刺されたくらいじゃ死なないんだぞ…？ほら傷も元どおり』

敦「…騙したんですか！？」

国「こんな事だろうと思った…」

『だってちゃんと弁解しようとしたけど 敦君あんなに熱くなっちゃうんだもん』

敦「そりゃ必死になりますよ！！
知り合いが…死ぬかもしれないんですから」

『大切な人って云って！！！』

敦「もう、Aさんなんて知らないです！」

『ぷんすこしてる敦君可愛いね〜
写真撮ろ…ってあれ、携帯…！

ああああ！！雨に濡れて電源入らないいい おのれ連続殺人犯！！許すまじ！！』

国「五月蝿いぞ、喚くな」



その後犯人は軍警に引き渡され 横浜連続殺人事件は幕を閉じた


敦君は三日くらい口を聞いてくれなかったそうな


⋈＿＿＿＿＿＿＿⋈

蒼月華さんリク。シリアス→ギャグ

なんかそんなに重くないシリアスになってしまったかも…ごめんなさい汗
めっちゃ敦君夢主の名前呼んでる

あんな事やこんな事→←横浜連続殺人事件3

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