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それから割とすぐのことやった。
水色の折り紙を折っていた大毅の手がピタリと止まる。
「じゅ、、た、」
「どした？」
「んっ、きもちわるい、」
口元に手を当てている大毅に慌ててガーグルベルを渡そうと思ったけれど、間に合わなかった。
「けほっ、ぅ、ぉえ、」
「っ、大毅、！？」
大毅が吐いたのは、血、やった。
さっきまで作っていた折り紙が赤に染まる。
「はっ、、ふ、はぁ、じゅっ、」
大毅も突然の事で驚いたようで、涙をボロボロ流しながら、小さな手で俺にしがみついている。
「大毅、だいじょぶ、だいじょぶやからな？」
大毅を抱っこして、俺は、ナースステーションまで走った。
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「あきとせんせ、！！」
ナースステーションに行く前に俺らの少し前を歩いていたあきと先生に声を掛けた。
「淳太くん？どした？って、だいき、！？」
俺の腕でぐったりとしている大毅を見て、慌てた様子で大毅を俺の腕から抱えあげる先生。
「っ、はぁ、けほっ、だいきのこと、助けてっ、ひゅっ、」
ひゅっ、と器官から音が出る嫌な感覚。ホンマに何回経験しても慣れへんくて。
その場に座り込めば、あきと先生が俺の背中を摩ってくれた。
「げほっ、ごほ、こほっ、はっ、」
息する間も無く、咳が止まらない。
「淳太くん、大毅は大丈夫やから、淳太くんも落ち着こ、な？」
「こほっ、けほっ、ひゅっ、、！」
息が出来なくて、手足が痺れてくる感覚。
あ、これ、アカンやつかも。
「359号室前、応援お願いします、！！」
その声を最後に俺の意識は途絶えた。
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riko(プロフ) - はじめまして！しげじゅん、最高でした！機会があれば、他のしげじゅんのお話も読んでみたいです！更新楽しみにしております！ (2021年8月9日 0時) (
レス) id: 7d25cd713b (このIDを非表示/違反報告)
なな - 初めまして！お話すごく読みやすくて大好きです！もしよかったら、ごめんなさい の設定で弟組がノロウイルスになるお話が見たいです。 (2021年7月22日 13時) (レス) id: 5de29a7f33 (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - 初めまして！リアル設定で神山智洋くんが喘息を悪化させて入院してしまう話が見てみたいです。すぐに退院できるけ桐山くんがしばらく家に泊めて過保護になる話でお願いできませんか？ (2021年6月28日 7時) (レス) id: f264ee5bd6 (このIDを非表示/違反報告)
みらの(プロフ) - はじめまして「ごめんなさい」すごく好きです!世界観すごいです！！ (2021年6月16日 3時) (レス) id: 7f6c966216 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 初めまして。「ごめんなさい」の世界観、とても好きでした！もし、紗彩様が可能でしたら、またこの世界観でお話を書いて頂きたいです。いつも、お話を楽しく読ませて頂いています…(｡-人-｡) (2021年6月16日 1時) (レス) id: 359f13b86b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗彩 | 作成日時：2021年2月13日 0時
