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「！委員長！すいませんっ！向こう行ってください！」
翔「、は？」
「これじゃ真鍋先輩近くに座れないじゃないっすか！」
翔「、(笑)あ、そう(笑)」
「そーっすよ！委員長はあっちで！」
そう言って指さす先は、もちろんあたしの前の席…
……最っ悪……
…あーもぅ…どうしよう…
和也「じゃ、大野さん、俺らは後ろ座りますか」
智「、あ、うん」
和也「んじゃ俺、ナナちゃんの後ろー」
雅紀「ニノっ！」
ナ「こんにちは(笑)」
和也「どーもー、俺ナナちゃんに言いたいことあったんだけどさー、雅紀また俺んち来て自慢自慢(笑)」
ナ「え(笑)」
雅紀「ちょっ！ニノっ、！」
和也「こっちが恥ずかしくて顔から火がでそうなの(笑)」
周りのこんな会話にも、あたしはまだ背を向けている。
目の前にはヨシノが座り、そのヨシノといえば町田君と話すために横を向いて座ってて。
ナナと雅紀は後ろのニノさんと話すために後ろ向いてる。
…けど、あたしは到底振り向けない。
だって、大野センパイがそこにいる…っ、
神経を研ぎ澄まして大野センパイの行動を想像するけど、たぶんどこの席にも座ってない。
…後ろに座って欲しいけど、でもやっぱやだっ、
後ろをこんな至近距離で見られるの恥ずかしいし、ずーっと一時間緊張してなきゃいけないのもなんか泣きそう…っ、
和也「なに突っ立ってんすか(笑)」
智「…ん(笑)」
和也「早く座れば？」
智「…、…じゃ…」
そう言って気配がしたのは、雅紀の後ろの席。
ほっとした。
…けど、やっぱり寂しかった。
あたしの後ろはいやかな、とか。
せっかく一緒に実行委員やれることになったけど、そんな深い意味はやっぱりなかったんだな、とか…
和也「そっち？だめだって、女子ふたり来んだよ？こっちでしょ」
そう言って“コンコン”とあたしの後ろの机を叩く。
智「…ん。そーだね」
A「……」
…体が…痺れる…
後ろ…向いて、挨拶、…しなきゃなのに、向けない…
机をじっと見つめて、机の木目がなにか他のものに見えて来るんじゃないかってくらい見つめた。
智「……、Aちゃん、」
A「、」
その声に反応して振り向こうとした瞬間目に入ったのは、ヨシノが思いっきり視線を大野センパイに向けた姿…
それに気づかなかったように振り向くと、優しい笑顔があたしを包み込む。
智「…よろしくね」
A「…はい」
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うさこ(プロフ) - 涼春さん» 涼春さん、コメントありがとうございます！サイトの方から来ていただいてる方ですかね？そう言っていただけるとやる気がでます(笑)頑張ります♪ (2016年1月24日 19時) (
レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
涼春 - うさこさん、ずっと前から読んでたものです！子育て大変かと思いますが更新頑張ってください！待っています！ (2016年1月24日 18時) (レス) id: b1e0ee9534 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - なっつんさん、コメントありがとうございます！青春の甘酸っぱさが大好きです(笑)子育てもあり思うように更新できないかもですが、頑張ります♪ (2015年12月31日 21時) (レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - やばいっ！めっちゃ青春ですね！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2015年12月31日 14時) (レス) id: e72932d320 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2015年12月3日 10時
