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「、あのっ、すいません、やっぱり私、」
シゲの彼女の友達が食べかけのオムライスを持って立ち上がろうとするけど、結局誰かがあぶれることには変わりない。
しかも女子じゃかわいそうじゃね？
翔くんもラーメンだし。俺カツカレーだし…
智「…俺か」
翔「や、いいよ、智くん座りなよ」
智「、いいよ、俺麺じゃねぇ」
翔「関係ないっしょ(笑)俺他探すから」
「えっ、」
……、なに？
今明らかに、彼女の友達が…
その子を見ると、口を押さえて下向いてる。
…もしかして、翔ちゃんのこと好きとか…？
つーかそうじゃね？だからここに座ってんじゃない？
最近の俺はこういう事にすぐ気がつく。
自分が恋してるからか、人の行動や言動に敏感になってる。
智「やっぱ翔ちゃん座りなよ」
翔「、でも…」
智「いーよ、いっこくらいどっか空いてるし」
翔「……」
翔ちゃんの返事も聞かずにその場を去った。
勝手にいいことした気分(笑)
…でもどーすっかなー。
結局周りを見渡してみても空いてる席なんかなくて、ふぅっとため息をついた瞬間、
『Aちゃん…』
そうだ、さっき3人で4人席座ってたよね。
いつも3人でいるし、もしかしてまだひとつ空いてるかも…
視線をそちらに向けると、
智「、…」
A「、っ、…」
…Aちゃんと目が合った。
かもしれない、じゃなくて完全に合った。
つーかもしかして、…俺のこと見てた…？
そんな都合のいい妄想が頭をよぎる。
だって、さらっと目が合ったとかじゃない。絶対今、俺のこと見てた気がする…
まぁがっつりそらされたけど…
でももしかしたらカツカレー持ってうろついてるから、なにしてんだろってたまたま見てたのかも…
そっか、そうに決まってる。
…けどそんなのどっちだっていい。
今目が合ったし、今からAちゃんのいる席に行ってもいいんじゃない？
そしたら話せるし、一緒に飯食える…
智「…よし、」
今まで何かに積極的になったことなくて、自分が翔ちゃんのこといえないくらい恋愛に積極的なんだって知る。
でも少しでも近づくためにはやるしかないから。
勇気を出して、Aちゃんのいる席に歩き出した。
*
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うさこ(プロフ) - 涼春さん» 涼春さん、コメントありがとうございます！サイトの方から来ていただいてる方ですかね？そう言っていただけるとやる気がでます(笑)頑張ります♪ (2016年1月24日 19時) (
レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
涼春 - うさこさん、ずっと前から読んでたものです！子育て大変かと思いますが更新頑張ってください！待っています！ (2016年1月24日 18時) (レス) id: b1e0ee9534 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - なっつんさん、コメントありがとうございます！青春の甘酸っぱさが大好きです(笑)子育てもあり思うように更新できないかもですが、頑張ります♪ (2015年12月31日 21時) (レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - やばいっ！めっちゃ青春ですね！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2015年12月31日 14時) (レス) id: e72932d320 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2015年12月3日 10時
