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雅紀「こっちこっち！」
食堂に着くと雅紀が遠くで手を挙げた。
食堂を見渡して大野センパイの居場所を確認しようとするけど、
…いない…
奥の方まで見てみるけど、どこにも見あたらない。
ナ「いた？」
A「…いない…」
ナ「とりあえず席行こっか」
雅紀がいたのは、入り口からまっすぐ奥に行った4人席。
ちらほら空いてる席はあるけど、結構埋まってきてる。
お友達が席取ってるのかな。
数回見かけたことあるけど、その時も何人かで食べてた。
そう思いながら歩を進めた瞬間、
翔「腹減ったー」
「俺今日カツカレー」
翔「俺ラーメンチャーハンー、炭水化物アンド炭水化物ぅー」
「さとっさん何にすんの？」
智「…んー…、俺もカツカレー」
「さとっさん最近あれだよな、」
智「ん？」
「ツヤツヤしてね？」
翔「んだそれ(笑)」
「生き生きしてるっつーか…、あれだ、好きな女でもできたか(笑)」
智「、」
翔「…」
…好きな…女子…
大野センパイに…好きな女子…
もしかして、この前ニノさんと一緒に歩いてた女子…？
たまたま聞いてしまったその会話。
しかも今、真後ろにいる。
あたしに気づいてる？
…後ろ姿じゃあたしなんて分かるわけないか…
ナ「…行こっか」
ナナが背中をトン、と叩いたのをきっかけに、どうにか足が動いた。
【智side】
「好きな女でも出来たか」
シゲの一言に一瞬固まってると、目の前にいる見覚えのある後ろ姿が目に入った。
うそ、今の、Aちゃんに聞かれて、
「シゲくーん」
「、マミちゃーん！」
智「…」
翔「…」
突然のシゲの彼女出現に驚いてると、目の前にいたAちゃんは向こうに行ってて、入り口奥の４人席に座ってた。
周りには友達…か？
男女ひとりずつ座ってる。
もしかしてAちゃんの彼氏！？
…じゃないよね。確かよく見る、えーっと…、
そうそう、ナナちゃんの彼氏だ。
ニノがこの前そういってた気がする。
…、そっか、良かった。
そっと胸をなで下ろし、笑い合うシゲたちに視線を戻す。
…幸せそうなふたりはやっぱり羨ましい。
好きな人が自分のこと好きになってくれて、それってすんげーことだから。
しかもあんなラブラブ…
*
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うさこ(プロフ) - 涼春さん» 涼春さん、コメントありがとうございます！サイトの方から来ていただいてる方ですかね？そう言っていただけるとやる気がでます(笑)頑張ります♪ (2016年1月24日 19時) (
レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
涼春 - うさこさん、ずっと前から読んでたものです！子育て大変かと思いますが更新頑張ってください！待っています！ (2016年1月24日 18時) (レス) id: b1e0ee9534 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - なっつんさん、コメントありがとうございます！青春の甘酸っぱさが大好きです(笑)子育てもあり思うように更新できないかもですが、頑張ります♪ (2015年12月31日 21時) (レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - やばいっ！めっちゃ青春ですね！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2015年12月31日 14時) (レス) id: e72932d320 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2015年12月3日 10時
