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【和也side】
昨日、サエが大野大野うるせぇからちょっと嫌味言ったら、家を飛び出した。
…あーめんどくせっ、
だから女は面倒臭ぇ。
ひとりで勘違いして勝手にわめいて出てくんだから。
─────
───
─
サ「じゃあさ、Aちゃんと大野君！次の作戦考えよ！」
和「は？」
…なんだよまたかよ、
和「…キスは？」
サ「えっ、」
和「キスだけ」
サ「、ちょっ、」
前のめりになって顔を近づけると、顔面に手のひらを押し当てられた。
和「、」
サ「、大野君、どう！？最近っ、Aちゃんの話とか！」
和「…あのさー…」
サ「ん？」
和「…そんな首突っ込むのやめたら？」
─
───
─────
…分かるでしょ？
俺らね、まあそれなりに？
付き合ってるふたりなら登る階段、着実に上がってる訳よ。
でね、高３なのよ、俺。
そういう時期なのね。
別に彼女がそういう日だったり乗り気じゃない日に無理矢理、とかそういうのはしないけど。
…でもさー、やっぱキスくらいしたいと思うわけよ、男として。
ごくごく健康な男子高校生ですから。
彼女が帰った後ひとり寂しく自分で処理することになってもね、それより彼女とキスがしたいわけ。
…それなのにサエときたら他の奴らの心配ばっか…
それがいいところでもあり、たまにイラつくところ。
好きだから触れたいとか、当たり前の感情を抑えつけられて、挙げ句の果てに大野大野って…
もうはっきり言って、あの人のことはどーでもいいのよ。
だってあの人、Aちゃんのこと気になり始めてる気がするから。
確信があるわけじゃないけど、たまにすげぇニヤケてて、気色悪い時あるから…
和「…なんか最近、機嫌いいっすね」
智「、そう？」
和「…」
智「…今日さ、朝Aちゃんに会って」
……ん？？
智「なんか…ね、かわいいよね、あの子」
和「…そう…すか」
智「あんま喋んないけど」
…それは大野さんの前だけじゃない？
…とは言えないけど…
智「…あ、ニノはAちゃんと友達なの？」
和也「、いや、友達では…」
智「友達…、オトモダチ…でもいいや、俺」
和也「はい？」
智「…うん、まずは話しかけてオトモダチ…ん、そーだ。」
言ってる意味は分からなかったけど、これはサエの目指す方向に勝手に行くんじゃないかなって思ったんだ。
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うさこ(プロフ) - 涼春さん» 涼春さん、コメントありがとうございます！サイトの方から来ていただいてる方ですかね？そう言っていただけるとやる気がでます(笑)頑張ります♪ (2016年1月24日 19時) (
レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
涼春 - うさこさん、ずっと前から読んでたものです！子育て大変かと思いますが更新頑張ってください！待っています！ (2016年1月24日 18時) (レス) id: b1e0ee9534 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - なっつんさん、コメントありがとうございます！青春の甘酸っぱさが大好きです(笑)子育てもあり思うように更新できないかもですが、頑張ります♪ (2015年12月31日 21時) (レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - やばいっ！めっちゃ青春ですね！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2015年12月31日 14時) (レス) id: e72932d320 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2015年12月3日 10時
