20*2 ページ5
A「……、」
…なに…？
色っぽい、艶っぽい瞳が私を捉えた。
動けない、
…どうしよう、どきどきしすぎて息ができない…
その瞬間、近付いてきたのは弾力のある唇。
今までとは違う、求められるようなキス…
…だめ、キスだけで、おかしくなりそう…
何度も何度も角度を変えて求めてくるその行為に、頭がぼーっとする。
その瞬間、クラクションの音が聞こえた。
翔「、…、…ごめん…」
慌てたようにハンドルを持ち車を発進させると、肩で息をしながらふーっと息を吐いた。
…だめ、
そんな事されたら、私だって…
翔「…、ごめん、そんなみないで、」
A「…、」
翔「…我慢…してるから…」
…私と同じなんだよね？
もっとあなたを近くに感じたいって、そう思ってくれてるんだよね…？
A「…」
…どうしよう、嬉しい、
翔が私を求めてくれてるような気がして、本当に嬉しい…
A「…私も…だから、」
翔「……」
A「…私も…翔に近づきたい…」
私の言葉を聞いて、翔のため息が聞こえた。
…もしかして、引いたかな…
翔「…あんまかわいいこと言わないで」
A「…」
翔「…今俺、Aを押し倒したくてしょうがない」
A「…、」
翔「…Aの全部…見たい」
…どうしてそんなに私をどきどきさせるの？
…翔が好き。
すごく好き。
…世界で一番、大好き…
Aは日を増すごとにかわいくなっていった。
好きすぎる…
どうしたらそんなに可愛くなれるんだ？
他の男に見せたくない、
他の男に触れさせたくない…
こんなこと、今まで思ったことなかったのに…
旅館に着き部屋に案内されるとと、Aは部屋の窓に駆け寄った。
A「きゃー、すごいきれい！」
翔「だろ？俺も前一回来たことあって」
部屋からは一面に海が見える。
角部屋で窓も大きくて、角が全部ガラスだから、本当に景色がよく見える。
A「でもこんなに開けてたら翔ってバレちゃう？」
翔「大丈夫だって、誰も見てねぇよ(笑)」
…そうだよ、誰も見てない、
誰も見てないんだ…、
出窓に座って窓の外を見てるAの後ろ姿をそっと見つめる。
子供みたいにはしゃいでる反面、腰を捻って座るその格好が異様に厭らしく見える。
ゆっくり近づいていきAの肩に手を置くと、肩をびくつかせて俺を見上げた。
*
20*3→←20*1 【伝えたいのは溢れ出しそうなこの想い】
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りな - お願いだから翔くんと幸せになって欲しい泣 こんなに大事にしてもらってるのに相葉ちゃんに戻らないで〜泣 (2020年5月14日 11時) (
レス) id: e2df3a7f4a (このIDを非表示/違反報告)
まにたゃん - 更新楽しみにしてます！相葉ちゃんともうまくいって欲しいけどやっぱり翔くんとの今を大事にして欲しいです (2019年8月9日 14時) (レス) id: 013dbcf72e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうユウ(プロフ) - 今の流れ的には相葉くんともう一度やり直すことになりそう… でも個人的には櫻井くんとこのまま続いて欲しいかな、、続き楽しみにしています！ (2019年5月14日 23時) (レス) id: d4f3dfba4c (このIDを非表示/違反報告)
なおち(プロフ) - 久々更新でも嬉しいです。とりあえずの着地点が見えないからこそ、書き手さんが大変なんだと思いますが。こちらは楽しみにしてます！ (2019年5月10日 22時) (レス) id: 4cd26d7ff0 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 私的には…雅紀くんと…寄りを戻して欲しいかも？ (2019年5月3日 20時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2015年12月23日 23時
