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あの約束を忘れてたってのも、ほっとした。
あぁ、やっぱり雅紀にとってはちゃんと過去なんだって。
私の考え過ぎだったんだって。
…あぁ、私にとって今大切なのは、やっぱり翔なんだって──
雅紀にとっての私がどんな存在か分かって、自分勝手だけど安心できた。
これでなんの障害もなく翔のことだけ考えられるって。
それにとてつもなく、ほっとした。
A「…あ、そういえば」
雅「ん？」
A「クリスマスの日、もしかして街歩いてた？」
雅「え、」
A「翔の車に乗ってるときに、雅紀のこと見かけた気がしたから」
雅「、あぁ！うん！俺も翔ちゃんと同じ車だなーって思った気がする。」
雅紀はすぐに答えてくれた。
翔ちゃんと同じ車…か。
雅「でも乗ってる人までは分かんなかったなー。Aも乗ってたんだ？」
A「、うん」
…そっか、気付かなかったんだ。
少し。
少しだけ寂しさを感じた。
なんでかは分からないけど、私だけが気づいてたんだって思ったら、なぜか少しもやっとした。
雅「もー、ほんとにふたりはラブラブだね！」
A「(笑)、なにそれ」
雅「クリスマスにドライブなんて、ちょーラブラブじゃん！いいなー」
A「雅紀も彼女とうまくいってるんでしょ？」
雅「、え、うん、まぁね！」
A「ならいいじゃん(笑)」
お互いに、別の人と幸せに過ごしてるんだ。
雅紀が幸せそうに笑うと、やっぱり私も嬉しくなった。
うん、これが一番いいんだ。
雅紀から立ち直らせてくれた翔が、今私にとって一番大切な人。
雅紀にとって今一番大切な人も、ちゃんとほかにいる。
A「…雅紀が幸せになっててよかった」
雅「え…」
A「なんてね(笑)」
雅「……」
A「あ、私そろそろ帰るね」
雅「え…」
A「なにもないとはいえ、さすがにね」
雅「…そうだね、」
足早に廊下に続くドアに近づくと、雅紀が私の名前を呼んだ。
雅「A！」
A「、なに？」
雅「、俺、アドレスとか変わってないから、」
A「、へ…？」
雅「もしなんかあったら、相談乗るからっ」
A「…」
確かにあのときもそうだった。
雅紀のこと相談できる誰かなんて、一人もいなかったから。
A「…うん、なにかあったら連絡するね」
雅紀は優しいなぁ、なんて。
そんな簡単に考えていた───
*
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りな - お願いだから翔くんと幸せになって欲しい泣 こんなに大事にしてもらってるのに相葉ちゃんに戻らないで〜泣 (2020年5月14日 11時) (
レス) id: e2df3a7f4a (このIDを非表示/違反報告)
まにたゃん - 更新楽しみにしてます！相葉ちゃんともうまくいって欲しいけどやっぱり翔くんとの今を大事にして欲しいです (2019年8月9日 14時) (レス) id: 013dbcf72e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうユウ(プロフ) - 今の流れ的には相葉くんともう一度やり直すことになりそう… でも個人的には櫻井くんとこのまま続いて欲しいかな、、続き楽しみにしています！ (2019年5月14日 23時) (レス) id: d4f3dfba4c (このIDを非表示/違反報告)
なおち(プロフ) - 久々更新でも嬉しいです。とりあえずの着地点が見えないからこそ、書き手さんが大変なんだと思いますが。こちらは楽しみにしてます！ (2019年5月10日 22時) (レス) id: 4cd26d7ff0 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 私的には…雅紀くんと…寄りを戻して欲しいかも？ (2019年5月3日 20時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2015年12月23日 23時
