26*2 ページ24
…なんでそんな目で私を見るの、
やめて、見ないで、
…ズルい、
そんな寂しそうな顔でそんな事言われたら、なんて言っていいか分からない、
雅「、て当たり前だよね、翔ちゃんと付き合ってんだもんね」
A「…」
雅「…、あー…、、ちょっと寄ってかない？」
A「…え…？」
雅「ちょっと話したいだけだよ！？せっかく会えたんだし、つーか翔ちゃんの彼女にそんなことするわけないじゃん(笑)俺も彼女いるし」
雅紀があまりにも当たり前みたいに言うから、そうだよねって素直に思えた。
そうだよ、翔の彼女に、雅紀が特別な感情抱く訳ないんだ。
それ以前に、彼女がいるんだ、
だからなにも心配しなくていいんだ…
雅「ちょっとだけ話せない？」
A「…」
雅「ちょっとだけ。ね？」
罪悪感はあった。
でもそれより、雅紀と話がしたいって気持ちの方が、ほんの少し、本当に少しだけ上回ってて。
私は首を縦に振った。
雅「うひゃひゃ！まじで！？」
A「ほんとだよ(笑)、翔ってそういうとこあるじゃん？」
雅「確かに翔ちゃん抜けてるとこあるけど、それは…(笑)、やっぱありえねー！」
A「ふふ、」
私の心配をよそに、雅紀は翔の話ばかりを振ってきた。
どうやって翔と再会して、付き合うことになったか。
そんなことも聞かれた。
あぁ、やっぱりただ懐かしくて私と話したかっただけなのかなって。
正直少しほっとした。
雅「…そいえばさ、」
A「ん？」
雅「あれ、気づいた？」
A「へ？」
…あれ…って…
雅「前に俺がAにライブ来てくれたらやるって言ってたあれ」
A「…、」
…やっぱり、あれって私に…
雅「気付いてた！？Aがいるの気づいて、後ろの子が指差してハートってうちわ持っててさ、それ見て思い出したんだっ」
A「、え…？」
雅「まじすげぇ偶然だよね！あのうちわなかったら忘れてたんだけどさ、あんなタイミングであんだもん！」
雅紀が嬉しそうに笑う。
…そうだ。
私、この笑顔が大好きだった。
この笑顔がみれるたび嬉しくて、ドキドキして。
…忘れてたんだ。
あの約束、あの瞬間まで雅紀は忘れてたんだ…
そう思ったら、すっと心に引っかかってたものが取れた気がした。
雅紀を目の前にしたらどうすればいいんだろうって思ってた。
でも、あの頃と同じ笑顔を見ても思いの外冷静だ。
*
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りな - お願いだから翔くんと幸せになって欲しい泣 こんなに大事にしてもらってるのに相葉ちゃんに戻らないで〜泣 (2020年5月14日 11時) (
レス) id: e2df3a7f4a (このIDを非表示/違反報告)
まにたゃん - 更新楽しみにしてます！相葉ちゃんともうまくいって欲しいけどやっぱり翔くんとの今を大事にして欲しいです (2019年8月9日 14時) (レス) id: 013dbcf72e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうユウ(プロフ) - 今の流れ的には相葉くんともう一度やり直すことになりそう… でも個人的には櫻井くんとこのまま続いて欲しいかな、、続き楽しみにしています！ (2019年5月14日 23時) (レス) id: d4f3dfba4c (このIDを非表示/違反報告)
なおち(プロフ) - 久々更新でも嬉しいです。とりあえずの着地点が見えないからこそ、書き手さんが大変なんだと思いますが。こちらは楽しみにしてます！ (2019年5月10日 22時) (レス) id: 4cd26d7ff0 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 私的には…雅紀くんと…寄りを戻して欲しいかも？ (2019年5月3日 20時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2015年12月23日 23時
