Ｓside ページ11
インターホンが鳴ったからドアスコープから外を見てみると、意外なヤツが立っていた。
「、…二宮…」
玄関のドアを開けると、すげぇ目つきで俺を睨んでる。
「…どうしたんだよ、こんな時間に…」
そう言ってみても、二宮にその言葉が届いてる様子はない。
「…」
「…、」
しばらく無言の時間が過ぎた後、この空気に耐えきれずに二宮を部屋にあげた。
その瞬間、二宮が口を開く。
「はっきり聞くけど、」
「、え、」
「サクショー、Aのこと好きなんだよな」
「は…、」
「、何とか言えよ！」
やっぱり二宮は、俺がAのことを好きだと思っているようだ。
…思ってるっつーか…、その通りか…
「…何言ってんだよ」
「見てりゃわかるんだよ」
二宮は俺がすべて言い終わる前にそう言った。
…見てりゃわかる…
そうか、見てりゃわかるのか。
俺が誰を好きなのか、見てりゃわかるんだ…
Aのことをよく見てる二宮だからこそ、俺がAをどんな目で見てるのか分かったのか。
それとも誰の目からもそれは明らかなのか……
どちらかわからないけど。
そんな事は関係ねぇ。
どうしようも出来ない。
Aの気持ちに応えられるわけがない。
俺は教師で、Aは生徒。
…俺に、その一線は越えられない。
…でも、二宮の真剣な眼差しに、生徒として接するのはいけない気がした。
男としてここに来てる二宮に嘘をついていいのかって、
二宮だけになら、言ってしまってもいいんじゃないかって、
そんな気持ちに駆られた。
Aへの想いは、もう自分自身認めてる。
どう考えても、Aのことが好きだ。
気の迷いでも何でもない。
夏祭りの夜から確実に、この想いは変わり始めた。
「…好きだ」
「、え、」
「俺は、Aことが女として好きだよ」
*
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うさこ(プロフ) - みかぽさん» コメントありがとうございます！最後までお付き合いいただき、嬉しい限りです(*^^*)こんな先生いたら……妄想の中なら最高ですよね(笑)次のお話、どれにしようか少し書き進めているところです(^^)/またお付き合いいただけると嬉しいです！ (2020年1月1日 1時) (
レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ゆきままさん» コメントありがとうございます！翔先生の最後の言葉は、翔君が実際にインタビューでデビュー当時の自分自身に宛てたメッセージ？を参考に書かせてもらいました(^^)翔君は実際にこういう人なんだなぁ、と感心した記憶があります。お話は今吟味中です(笑) (2020年1月1日 1時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ともさん» ともさん、こんにちは(*^^*)最後までお付き合いいただいて、嬉しい限りです！二ノちゃんほんとに優しくて(ﾉД`)最後まで楽しんでもらえてよかったです(*^_^*) (2020年1月1日 0時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - Minase*さん» コメントありがとうございます！最後までお付き合いいただきありがとうございました(*^_^*)全て一応書き始めてみて、書きたいと思った物を進めていく予定です！貴重なご意見ありがとうございました！ (2020年1月1日 0時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ばるとくJUMPさん» コメントありがとうございます！最後までお付き合いいただきありがとうございました(*^^*)先生もの、いいですよね(^^)今回潤君の先生役は考えていなくて、また次の機会に考えてみようと思います！ごいけんありがとうございました！ (2020年1月1日 0時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2019年12月24日 13時
