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慌ててその辺にあったクッションを抱く。
でもこれじゃ丸わかりだ。
両膝を立てて座り直して、クッションをギュッと抱きしめて。
とりあえずこれならどうにかなりそう。
治まるまで待とう。
そう思って深呼吸したその時。
「……Aー」
寝室のドアを開けて、ひょこっと顔だけ出すさっちゃん。
裾のヒラヒラした赤が見えてる。
それだけでえろい！
「こっち来てー」
「えっ、」
「そっち出てくの恥ずかしい」
「でも私しかいないよ、」
「流石の俺もこれは恥ずかしーの」
「……」
そこまで恥ずかしいってなんなの？
ベビードールって一体何者！？
でも私だってまだ治まらないソレを従えて歩けない。
「さっちゃんが恥ずかしがるの好きだからいいよ」
「んは、A大胆発言(笑)」
「、」
「さてはA、変態だな」
「へ、変態！？」
「Sか」
「、え、えす！？」
「恥ずかしがんの見るの好きなんて……Sじゃん」
「、違うよっ」
「いーんだよ、人間どっちかには偏ってんだから。ドSっつってるわけじゃねーし」
さっきから顔を出したまま話し続けるさっちゃん。
"しょーがねーなー"っておずおずと体を覗かせる。
その姿がなんとも可愛くて、恥ずかしがり屋の女の子そのもの。
私だって"どうだ！"とは出ていけないけど、こんなモジモジしながら唇をむうって……出来そうにない。
「……あい」
「、」
、わあ、なにこれ、
赤のスケスケ！ヒラヒラ！
どうにかお尻が隠れるくらいの長さで、中につけてる下着が浮いてる！
「……ねぇA」
「へっ」
「パンツすげーよ。これ」
「、は！」
さっちゃが手に持ってたのは、複雑な紐……に、申し訳程度な三角が着いてる物体。
「さすがにこれは履けんかった」
「、え、…これパンツ？どうやって履くの…」
「んー。分からん」
赤のスケスケ着て、訳わかんない紐みたいなものを吊り下げてるさっちゃんが、ちょっと面白い。
「わからんけど、Aが着たらえっちいね」
「、」
…ほら。こうやって笑って上目遣いで爆弾投下してくるの。
「付けないけどね」
「付けてよ」
「いやだよ」
「いーじゃん。俺しか見ねぇし」
「恥ずかしいからやだ、」
「ちぇ…。…いいもん別に」
「……」
「Aの可愛い姿勝手に堪能してやる」
恨めしいものを見るような目でこっちを見て、すっと視線を逸らして寝室のドアに手をかける。
もしかしてあれ、今から付けるとか…！
「…覗かないでね」
意味深な言葉を残して、ドアの向こうに消えていった。
*
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やっち(プロフ) - うさこさん、こんにちは。どの作品もとても良かったです。また作って欲しいです (2022年11月26日 7時) (
レス) @page47 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 完結お疲れ様でした！優しさの塊な智くんにメロメロになったりエロエロの智くんにキュンキュンしたり〜とっても楽しかったです。 (2019年6月24日 12時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - はるさん» はるさん、こんにちは！ほんと、私もさっちゃんと入れ替わりたい(笑)そしたらもれなくじっくり観察ますけど(≧∀≦)最後までおつき合いいただいて、ありがとうございました！ (2019年6月21日 13時) (レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ていくさん» ていくさん、コメントありがとうございます！毎回楽しみにしていただいてたなんて…嬉しいです☆他のお話でも機会があればよろしくです(^^) (2019年6月21日 13時) (レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - うさこさん、おはようございます。とっても楽しかったです！さとちゃん格好良かったなぁ、私も入れ替わりたい←無理(^w^)結局二人が幸せで良かったです！ (2019年6月21日 9時) (レス) id: 4dabf2263b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2019年4月12日 20時
