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ご飯を食べ終わって部屋に戻った。
ナミさんも一緒に戻ってきてドアの前で別れて。
「…ふぁーつかれた……」
「お疲れさん」
「……」
お部屋の中で腰を下ろす。
やっぱり日本人は畳が一番。
今住んでる家もさっちゃんちも、畳がないから。
寝そべって、大きく鼻で深呼吸。
さっちゃんがこっち見てる。
でも今はあんまり話したくなくて目をつぶる。
「……」
「……ごめん」
「……」
「さっき約束したのに、明日のこと」
「……仕方ないよ」
…戻れるかもしれない時間にナミさんが来るかも、なんて。
やっぱりやだけど。
「午後はふたりで過ごそ」
「……」
「シュノーケリングやんない？すげぇきれーだよ」
「……明日にならないと分からないんじゃない」
「、」
「明日のことは明日考えよ、それでいいよ」
不貞腐れてさっちゃんを背にして横をむく。
ふたりになると、むくむくと大きくなる"さっき明日はふたりでいるって約束したのに…"っていう感情。
あの約束はなに？
すごく嬉しかったのに。
それなら今日はって思えたのに……
私に何もなしで"いいよ"って二つ返事して……
たしかにあの時私も、ナミさんも隣の部屋に泊まってんだし2人で行動したいとは言えないと思ったけど。
……仕方ないんだろうけど、やっぱり寂しい。
元に戻る時くらい、二人でいたいって。
そう言えたらいいのに……
それから布団を出して、別々にお風呂に入った。
さっちゃんが先に入って、私は後。
お風呂は共同で、鍵を閉めて"入ってます"って知らせるタイプのお風呂。
ドアを開けて脱衣所から出ると、なぜか目の前にはナミさんの腕を掴むさっちゃんがいた。
「、どうしたの、」
「、いやっ、なんでもないよ」
「ちょっ、離してよっ」
いや、なんでもない雰囲気じゃないでしょ、
ナミさんがさっちゃんの腕を振りほどく。
「なんでもなくないし！智くんを襲いに来たの！」
「は！？」
「もーこの人邪魔！なんで智くんこの人連れてきたのよ！」
「、……」
廊下にナミさんの声が響いて。
遠くから足音ぎ聞こえてくるけど、そんなことよりも。
カッとなった感情を抑えることが出来ずに、彼女を睨みつけていた。
「っ、」
「…いい加減にしなさい」
「……」
「思うようにことが運ばないからって八つ当たりしないで」
「さと、」
……そう言い残して、ひとりで部屋に戻った。
*
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やっち(プロフ) - うさこさん、こんにちは。どの作品もとても良かったです。また作って欲しいです (2022年11月26日 7時) (
レス) @page47 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 完結お疲れ様でした！優しさの塊な智くんにメロメロになったりエロエロの智くんにキュンキュンしたり〜とっても楽しかったです。 (2019年6月24日 12時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - はるさん» はるさん、こんにちは！ほんと、私もさっちゃんと入れ替わりたい(笑)そしたらもれなくじっくり観察ますけど(≧∀≦)最後までおつき合いいただいて、ありがとうございました！ (2019年6月21日 13時) (レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ていくさん» ていくさん、コメントありがとうございます！毎回楽しみにしていただいてたなんて…嬉しいです☆他のお話でも機会があればよろしくです(^^) (2019年6月21日 13時) (レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - うさこさん、おはようございます。とっても楽しかったです！さとちゃん格好良かったなぁ、私も入れ替わりたい←無理(^w^)結局二人が幸せで良かったです！ (2019年6月21日 9時) (レス) id: 4dabf2263b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2019年4月12日 20時
