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お昼ご飯を食べに民宿に戻って、おなかいっぱいになってふうっと一息。
「ここの飯は格別だな」
「ほとんど母ちゃんの味付けさー」
「んふふ」
さっちゃんとオーナーさんがふたりで笑ってる。
そこからふと視線を外すと、ぼーっと一点を見つめるナミさん。
3秒くらい経って私の視線に気づいたナミさんが、バツが悪そうに俯いた。
「……さっちゃん」
「ん？」
「午後から、ふたりで遊んできたら？」
「え、」
ナミさんが思いっきり顔を上げてこっちを見たのがわかる。
でもあえて目は合わせずに、さっちゃんの方だけ見て。
「私さっきオーナーさんから話聞いたとこに行ってみたくて」
「…そうなん？」
「うん。1人でお散歩もいいでしょ」
私の気持ちを察してくれたみたいで、さっちゃんはナミさんに視線を向けた。
「どーする？」
「、いいの、」
「ん。良くなきゃ聞かねえし」
「行く！」
嬉しそうなナミさんの笑顔に、胸がぎゅっと音を立てる。
この笑顔、やっぱりナミさんはさっちゃんのことが好きなのかな…
もやもやしながら2人を送り出した。
午後は自転車で島を一周するってことで、自転車に乗る背中を小さくなるまで見送った。
「なんくるないさー」
「、」
「智はAさん一筋よ」
「……」
……恥ずかしい。
オーナーさんにはお見通しだったんだ、私がモヤモヤ考えちゃってること。
「ガジュマルの木さ？」
「、はい」
「キジムナーに会えるといいねぇ」
「キジムナー？」
「ガジュマルの木に宿るいたずら好きの精霊よ。赤い髪の子供さ」
オーナーさんの笑顔はやっぱり心が安らいで、ほっと胸をなでおろした。
*
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やっち(プロフ) - うさこさん、こんにちは。どの作品もとても良かったです。また作って欲しいです (2022年11月26日 7時) (
レス) @page47 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 完結お疲れ様でした！優しさの塊な智くんにメロメロになったりエロエロの智くんにキュンキュンしたり〜とっても楽しかったです。 (2019年6月24日 12時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - はるさん» はるさん、こんにちは！ほんと、私もさっちゃんと入れ替わりたい(笑)そしたらもれなくじっくり観察ますけど(≧∀≦)最後までおつき合いいただいて、ありがとうございました！ (2019年6月21日 13時) (レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ていくさん» ていくさん、コメントありがとうございます！毎回楽しみにしていただいてたなんて…嬉しいです☆他のお話でも機会があればよろしくです(^^) (2019年6月21日 13時) (レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - うさこさん、おはようございます。とっても楽しかったです！さとちゃん格好良かったなぁ、私も入れ替わりたい←無理(^w^)結局二人が幸せで良かったです！ (2019年6月21日 9時) (レス) id: 4dabf2263b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2019年4月12日 20時
