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みなさんに文句言われそうな相手なら、隠れて付き合う……
そうなんだ、今までそうしてきたんだ。
……いや、今はきっと喜ぶべきなんだよね。
私はみんなに認められて、智も私をみんなに紹介したいって思ってくれて。
……でも何かが引っかかるの。
だって、わざわざ一週間しか付き合わない私を、しかもご両親に会わせるためだけの私を。みんなに会わせる意味はなんなの。
「…………、」
しかも言ってたじゃない、目の前にいる潤さんが。
"彼女がいる"って……
もしかして私って、その彼女のカムフラージュ？
もしかしなくてもやっぱり、他に隠したい彼女がいて、だから私をわざわざみんなに彼女、なんて紹介してるの？
「……」
「…ひでぇ顔」
「、へっ」
「ここ、しわ寄ってる」
自分の濃い眉毛と眉毛の隙間を指さして、しわを作って見せた。
「、すいませ、」
「謝んなよ」
「え」
「俺が謝らせてるように見える」
「…すいませ」
次は本格的に睨まれて、ようやく口を噤んだ。
「……」
「まぁ、つーことだから」
「え？」
なにが？なにがつーことなの？
意味が分からなくて目をぱちくりさせると、鈍感だなって聞こえてきそうなくらい面倒くさそうな目で私を見て、はぁ、とため息を付いた。
「みんな応援してるっつーこと」
「、はい」
「しかも相葉君辺りはAさんの味方になってくれんじゃない？」
え、味方？
「万が一リーダーにひどいことされたら、相葉君に相談したらいい」
もれなく俺らにもバレるけど、って先にそんなことまで教えてくれた。
「……」
「場合によっては俺も味方になってやるよ」
「、ほんとに？」
「男に二言はない」
…なんだろう。
すごい人が味方になってくれた安心感が生まれた反面、一週間限定だって最初から決まっているなんて死んでも言ってはいけないって脅迫観念すら出てきてしまう。
「ありがとう…ございます」
「Aさん何歳？」
「え、……29です」
「同い年じゃん。敬語ナシね」
「、」
「で、やっぱAにするわ。」
「ええっ」
「同い年にさん付けとか、俺は気持ち悪い」
「……はい」
「Aも潤って呼べよ」
「、んえ、」
「あ。もう俺帰るわ」
リーダーもうすぐ来ると思うしって、説明しにくいけどものすごくスマートに立ち上がった。
「じゃあ、また」
「はい、」
「敬語」
「、…また」
「はっ。じゃーな」
手をひらひらさせて去っていく後ろ姿を見送ってると、テーブルの上に置いてあったスマホが音立てた。
*
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うさこ(プロフ) - みーこさん» みーこさん、こんばんは！楽しんでいただけてますかね(*^^*)続き頑張ります♪ (2019年8月21日 23時) (
レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ラブラブ過ぎ〜（笑）お似合い過ぎ〜（笑） (2019年8月19日 20時) (レス) id: 84fdbed2f6 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ようちんさん» ようちんさん、はじめまして！楽しんでいただけてるようでうれしいです！無邪気な智君、大好物です(笑)続きもがんばります(*^_^*) (2019年7月17日 20時) (レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
ようちん(プロフ) - うさこさん。はじめまして！お話しすごいおもしろいです！仮の恋人ですけどヤバい！こんな智君なら可愛くて夢中になってしまいますよね！この先の展開が楽しみです！頑張ってくださいね(*^^*) (2019年7月15日 17時) (レス) id: 1b12d1d40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2019年3月16日 10時
