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家に帰る途中、智の家の鍵を持っていないことに気づいた。
なんてことだ。これじゃあ家には入れないじゃないか。
仕方なく近くのカフェでカフェラテを飲んで時間を潰すことにした。
ここなら智が目の前を通るだろうし、すぐに声がかけられる。
せっかくだからテラス席でぼーっと道行く人を眺めてると、
「あれ」
「っ、」
聞き覚えのあるその声に驚いて声のした方に振り向くと、少し眉間にしわを寄せてしかめっ面な潤さんが立っていた。
「、潤さんっ、どうしてここに…」
「いや。ここ、会社の近くだから。普通に通るし」
「、そう、ですよね」
「何そのオドオドした感じ」
「、」
いや、分かるでしょ！
智の彼女の話を聞きたくないからよっ。
目を逸らして話したくないオーラを出してみるけど、潤さんには伝わらなくて。
それどころか、ここいい？とか言って応えを聞く間もなく向かいの席に腰を下ろした。
しかも、足を組んで。
「……」
「リーダー、幸せそうにAさんの話してたよ」
「え、」
急に智の話をし始めたのにも驚いたけど、自然に"Aさん"なんて呼ばれたのにもかなり驚いた。
確かに呑み会で、名前で呼ぶような話をした気がしないでもないけど。
「一緒に住んでるとか…はぁ。今までぽっと出の女には気をつけろって何度も言ってきたのに」
「……」
途中、結構大きなため息。
それは……あれかな。
私が急に出てきて、潤さんはよく思ってないってことだよね。
「……すいません」
「なんで謝んの」
「だって、ぽっと出の女だから嫌いなんですよね、私のこと」
「は？そんなこと言った？」
「へ？」
そうとしか聞こえなかったけど？
何か聞き漏らした？え？
「ぽっと出の女……だけど相葉君の知り合いだし」
「……」
「あいつが優しい子って言うんだから、悪くはないんじゃねぇの」
「……それは褒められてる…と解釈してよろしいんでしょうか……」
「だから何オドオドしてんの」
「……」
片方の口角をあげて笑ってはいるけど、威圧的！
それ言うなら言ってやりたい。そっちはなんでそんなに威圧的なのって。
「……」
「リーダーが選んだ女なんだから、いいんじゃねぇの」
「、え……」
「俺も他の奴らもだけど、うるせえから。だからリーダーも俺らに文句言われそうな女とは隠れて付き合うんだよ」
「、」
「リーダーも自信あんじゃない。Aさんが俺らに文句言われない相手だって」
*
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うさこ(プロフ) - みーこさん» みーこさん、こんばんは！楽しんでいただけてますかね(*^^*)続き頑張ります♪ (2019年8月21日 23時) (
レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ラブラブ過ぎ〜（笑）お似合い過ぎ〜（笑） (2019年8月19日 20時) (レス) id: 84fdbed2f6 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ようちんさん» ようちんさん、はじめまして！楽しんでいただけてるようでうれしいです！無邪気な智君、大好物です(笑)続きもがんばります(*^_^*) (2019年7月17日 20時) (レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
ようちん(プロフ) - うさこさん。はじめまして！お話しすごいおもしろいです！仮の恋人ですけどヤバい！こんな智君なら可愛くて夢中になってしまいますよね！この先の展開が楽しみです！頑張ってくださいね(*^^*) (2019年7月15日 17時) (レス) id: 1b12d1d40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2019年3月16日 10時
