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朝一緒に出社すると、ビルの入り口で潤さんに会った。
「おはよ」
「……どういう組み合わせ？」
「こーゆー組み合わせ？」
「は？」
眉を下げてデレデレな智に、潤さんは思いっきり不機嫌そうに眉をしかめた。
「付き合ってんの」
「、は？」
「そーゆことだから、手出さないでね？」
「……」
ふふん、って潤さんの隣りを通り抜けてエレベーターに向かう。
私も一度頭を下げてそれについて行こうとしたら、手首を掴まれた。
「、」
「言ったよな、あの人には彼女いるって」
「え、……」
目も合わさずに、まっすぐ前を見たまま。
……彼女……？
「……はぁ、俺がわざわざ……」
「……」
その時、私の名前を呼ぶ智の声が耳に届いた。
「、……私、行きます…」
「…あぁ」
潤さんの力が緩んで、足早にその場を去る。
「松潤になんかされてない？」
「、ううん、飲み会お疲れさまって」
「そーだ、Aんとこの社長にお礼言わないと」
「ああ、」
「全部持ってくれたのもだけど、Aに会えたもんね」
「……」
「一生分の運使い果たしたかもなー。でもいっか」
本当に嬉しそうに、んふふって笑ってる。
私に会えたことで一生分の運を使い果たした？
……何でそんな風に思うの、
私はただの、一週間限定の彼女じゃないの？
それに、さっきの潤さんの話しぶりから、他に彼女がいたりするの……？
…苦しいよ。
一生分の運なんて言われたらすごく嬉しいけど、
本命の彼女がいるかもなんて、死ぬほど苦しい……
「……智は、」
「ん？」
「、……ううん」
へにゃへにゃって笑う智に、何も言えなくなった。
気になるけど、でも今週しかないんだから。
…きっと近くに彼女はいないんだ。
だから私に頼んだんだ。
それなら、もう今週だけなんだもの、彼女のことを気にするのはやめよう。
今智の近くにいるのは、私なんだから。
エレベーターがいつもの階で止まって、"じゃあ"ってひとりで降りようとしたら、智も一緒にぴょこんって飛び降りた。
「え、」
「しゃちょーに挨拶しないとね」
そっか。さっきお礼を言わないとって言ってたね。
一緒に入っていくのもなんだか不思議な気がして時間差で入ろうと思ったら、智が私の手首をぎゅっと掴んだ。
「一緒に行こ」
「えっ、」
手を引かれたまま、出社した。
*
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うさこ(プロフ) - みーこさん» みーこさん、こんばんは！楽しんでいただけてますかね(*^^*)続き頑張ります♪ (2019年8月21日 23時) (
レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ラブラブ過ぎ〜（笑）お似合い過ぎ〜（笑） (2019年8月19日 20時) (レス) id: 84fdbed2f6 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ようちんさん» ようちんさん、はじめまして！楽しんでいただけてるようでうれしいです！無邪気な智君、大好物です(笑)続きもがんばります(*^_^*) (2019年7月17日 20時) (レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
ようちん(プロフ) - うさこさん。はじめまして！お話しすごいおもしろいです！仮の恋人ですけどヤバい！こんな智君なら可愛くて夢中になってしまいますよね！この先の展開が楽しみです！頑張ってくださいね(*^^*) (2019年7月15日 17時) (レス) id: 1b12d1d40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2019年3月16日 10時
