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それからふたりでお酒を開けた。
やっぱりちょっと気が引けたけど、誰も見てねぇしって智の言葉で割り切った。
結局飲み始めたのは4時前で、これならギリギリ夕方かな…なんて訳の分からない言い訳を浮かべたりして。
とにかく２人だけの空間なんだし、楽しめばいっかってとこに落ち着いた。
私と同じ名前のお酒は少しフルーティーで、アルコールは少し強めだった。
自分でも不思議なんだけど、美味しくて。
思ったより進んでしまって、テンションも上がってしまった…らしい。
「Aー」
「んー？」
「飲み過ぎじゃない？」
「そんなことなぁいー！」
「絶対ぇ飲み過ぎ。水持ってくる」
「だいじょうぶらってー」
「俺より滑舌悪くなってんじゃん」
「そんらころらぁいもぉん」
"本当に大丈夫？"って体を支えてくれる智。
ふわふわして気持ちいい。
背中に回してくれてる手に、またふわふわする。
なんだろう、ぎゅうって抱きしめてほしくなってしまう。
「……」
ベッドを背にして隣に座る智を、じいっとみつめた。
「……、……なに」
「んー……」
数秒目を合わせた後、ふと視線をそらす。
自分でも目が据わってるのが分かる。ぼーっとするもん。
気持ちいい。
智に触れたいなって…ちょっと思っちゃう。
「……A」
「んー…」
智の手が髪をさらりと撫でる。
その手から、智も同じ気持ちなんじゃないかなぁって思って、それが嬉しくて。
酔ってるからかな、羞恥心がなくなっちゃってるかもしれない。
キスしたい。
触れてほしい。
抱き締めたい。
いつもなら思っても態度に出さないようにすることを平気で考えて、しかも頭より先に勝手に体が動く。
拒否されたらとか、そんなことどうでもよくて。
拒否されてもきっと、今の状況なら求めてしまう気がする。
目があって、髪を撫でてた智の指が頬を撫でた。
親指が唇をなぞって、それを躊躇なく舐めてみる。
「っ、……」
「……」
「…どこでそんなん覚えんの」
「……」
「……これで誘ってないとかナシだかんね」
「……ん」
「、……」
戸惑う智が、かわいい。
出会ってから今まですべてが智優位だったのに、あれ、今私が優位に立ってる気がする。
誘惑できてるの？
「……ふふ、」
「…余裕だなぁ」
「んふふ、…智かわいい」
「可愛くはねぇ(笑)」
「…すき」
「、」
その一言を合図に、私は天井を向かされた。
*
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うさこ(プロフ) - みーこさん» みーこさん、こんばんは！楽しんでいただけてますかね(*^^*)続き頑張ります♪ (2019年8月21日 23時) (
レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ラブラブ過ぎ〜（笑）お似合い過ぎ〜（笑） (2019年8月19日 20時) (レス) id: 84fdbed2f6 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ようちんさん» ようちんさん、はじめまして！楽しんでいただけてるようでうれしいです！無邪気な智君、大好物です(笑)続きもがんばります(*^_^*) (2019年7月17日 20時) (レス) id: b1c7827c1a (このIDを非表示/違反報告)
ようちん(プロフ) - うさこさん。はじめまして！お話しすごいおもしろいです！仮の恋人ですけどヤバい！こんな智君なら可愛くて夢中になってしまいますよね！この先の展開が楽しみです！頑張ってくださいね(*^^*) (2019年7月15日 17時) (レス) id: 1b12d1d40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2019年3月16日 10時
