290相変わらず懐かれてんな ページ10
A「……宮下」
雅「、Aちゃん知ってるの？宮下さん」
A「えっ、あ、、うん、名前は」
雅「俺、人のことあんま悪く言いたくないけど、あの人さすがに理不尽っつーか…」
はぁ、とまたため息。
雅「前に翔ちゃんにも迷惑かけちゃったもんね」
翔「は？あれは俺の確認ミス」
雅「違うよ、俺」
翔「だとしても、あれだけ言われたのは俺の責任」
雅「俺のミスじゃん、翔ちゃんのせいじゃない」
翔「だとしても、俺じゃなかったらあんな言われ方してねぇよ」
雅「、」
翔「ごめん」
櫻井さんが雅紀に軽く頭を下げた。
雅「だから翔ちゃんのせいじゃないって」
翔「でもあの人に目つけられてるの俺だし」
A「、」
雅「だとしても翔ちゃんが謝ることじゃないっ」
雅紀が強めに言って、この話終わりって立ち上がる。
雅「よっし、コーヒー煎れて来よ！」
A「、私煎れてくるよ」
雅「えっ！いいの！」
A「うん」
和「ちょっとAちゃん、俺とコーヒー買いに行くんでしょ？」
雅「ニノもコーヒー飲むの？そしたら俺も一緒に買いに行こっかな」
和「え」
雅「Aちゃん何コーヒー？」
A「私はいいよ」
和「だから俺とAちゃんが、」
雅「もーニノ行くよ！」
和「、は？」
思いっきり引っ張られて、和が連れて行かれた。
いつもなら“仲いいなあのふたり”だけど。
今私の神経は、残されたもうひとりに向かってて。
A「…」
翔「はっ。相変わらず懐かれてんな」
A「えっ、」
櫻井さんと目が合って、一瞬口を噤んだ。
翔「…二宮とはどうなの」
A「え？」
…それはどういうこと？
私と和の関係が、気になるってこと…？
A「…」
翔「…ごめん、仕事中にする話じゃなかった」
A「、」
翔「あとで話そう」
A「…」
櫻井さんの雰囲気が、一瞬変わった気がした。
会社でみる櫻井さんじゃなくて。
かと言って私の知ってる翔君でもないんだけど。
ただ、仕事中にこんな話するのは初めてで…
仕事中に聞いてしまうほど、私のこと気にしてくれてるってこと？
やっぱり心臓は痛いくらいに強く打つ。
…今日はとにかく、早く仕事を終わらせよう。
櫻井さんと飲みに行くんだから。
ひさしぶりに、ふたりきりなんだから。
早く定時にならないかな…
*
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うさこ(プロフ) - ともさん» ともさん、初めまして！コメントありがとうございます(*^^*)楽しんで頂けてよかったです♪またそのうちSな翔くんが書きたくなる時期が来ると思うので、またその時はぜひ、よろしくお願いします☆ (2019年5月3日 1時) (
レス) id: bf6cb008e1 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 初めまして。ドS櫻井先生からキュンキュンしてこちらを一気に拝読させて頂きました！俺様櫻井主任に振り回されながらも素敵な仲間に支えられて感動すら覚えました。会話のテンポがとっても楽しかったです。 (2019年5月2日 16時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - セイさん» セイさん、はじめまして！楽しんでもらえて良かったです(*^^*)SなSさん、時々書きたくなるのでまたその時を待って貰えたら☆他にもSなSさん書いてるので、まだでしたらそちらもどうぞ♪ (2019年4月7日 11時) (レス) id: bf6cb008e1 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ひつじーさん» ひつじーさん、こんにちは！お返事遅くなり申し訳ありません。900！ありがとうございます！楽しんでもらえて良かったです(*^^*)これからも楽しんでもらえるお話をお届けできるように頑張ります！ (2019年4月7日 11時) (レス) id: bf6cb008e1 (このIDを非表示/違反報告)
セイ(プロフ) - はじめまして。おもしろくて、一気に３日で全部読んじゃいました。年下S上司可愛くて、キュンキュンしまくりです。Sが大好きなんで、これからも楽しみにしてます。 (2019年4月7日 0時) (レス) id: 5ac6b400c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2018年2月13日 23時
