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“ごめん”と伝えると、彼女は“ありがとうございました”と頭を下げた。
「はっきり言ってもらえて、よかったです」
翔「…」
「…それと、…本当にごめんなさい…」
翔「…」
「…感情にまかせて、最低なこと…、」
翔「あ…いや、分かってもらえれば」
案外すんなりと受け入れられて、驚いた。
こんなことするくらいだから、もっと意地の悪い女なのかと思った…
「…ほんとは後悔してました」
翔「え？」
「あんなことするんじゃなかったって」
翔「…」
「初めてでした、こんなに好きになったの」
翔「、」
「松田先輩のことずるいって、…そしたら我慢できなくて、」
翔「…」
「…でも、私が櫻井先輩の下駄箱にあの紙を入れてから、先輩の様子がおかしくなりました」
…そんなの、見てたのか、この子…
「最初はあまり気にしてなかったんですけど、この前櫻井先輩が松田先輩のこと避けてることに気づいて…」
翔「…」
「…櫻井先輩と同じ中学だった子から、話聞いて、私、同じ事しちゃってるって、先輩のこと苦しめてるかもしれないって思って…、」
…なん、なんだ、…
俺があの手紙に気を揉んでたと同時に、
同じようにこの子も後悔の念に苛まれてたって事…
「…こんな最低なことしておいて、今更許してほしいとは言いません、本当にすいませんでした」
目の前で、頭を下げている。
なんだろう、この気持ちは…
でもとにかく、よかった、ほっとした、
この子ならAに危害を加えることはなさそうだ。
翔「…なんで、わざわざこの手紙…」
「…すいません、…好きなことだけは、伝えたくて…」
翔「…」
「…櫻井先輩を好きなことは、ちゃんと伝えて終わりたくて…」
心が柔らかくなった。
俺が悩んでいた裏で、手紙の主もこんな気持ちでいたんだと思ったら。
腹が立つけど、こんなに潔く謝ってくれるなら。
…なによりAに危害が加わる心配がなくなったって事に、ほっとした…
翔「もういいよ」
もう、いい。
もう関わらないでいてくれるなら、もうなんだっていい…
翔「…Aには、何もしてない…よね」
「、松田先輩には、なにも…」
翔「ならいい。…でも…」
「…」
翔「…ごめんね、許せそうには…ない」
「、……はい…」
走り去る彼女を感じながら、“よかった”って、それしか思い浮かんでこなかった。
*
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うさこ(プロフ) - soraaさん» soraaさん、こんにちは！やっぱりヨシノにはかっこよくいてもらわないと(*'▽'*)嫌がらせとは無縁の人生だったので嫌がらせが難しい…(@_@)早く終わらせたい(笑) (2016年6月24日 12時) (
レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - あやさん» あやさん、こんにちは！楽しんでいただけて嬉しいです♪もっときゅんきゅんしてもらえるように頑張りまーす(*^_^*) (2016年6月24日 12時) (レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
soraa(プロフ) - ヨシノ、ほんとカッコいいですね(>∀<*)距離置かれたけど、ちゃんと守ってくれて。嫌がらせ、終わる聞いてホッとしました(^^)体育祭楽しみにしてます！！ (2016年6月23日 18時) (レス) id: e7c909fbb9 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - お話がとても面白くキュンキュンします！ 毎回毎回楽しみにしてます！ (2016年6月22日 18時) (レス) id: f33ef550e2 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - Akarinさん» Akarinさん、こんばんは！３日かけて全部読んでいただけるとは…！ありがとうございます(*^^*)これからもきゅんをお届けできればいいなぁと思ってます(*'▽'*)頑張ります♪ (2016年6月12日 20時) (レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2016年6月1日 18時
