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ナナのテンションが突然に下がる。
ナ「大野センパイと同じクラスの女子ね、多分センパイのこと好きだと思う」
A「え！？」
ナ「この前雅紀に不確かなこと教えるなって言ったばかりだけど、…多分そうだと思う」
A「…」
なぜか妙に説得力のあるナナの言葉。
大野センパイをいつも見ていられる、大野センパイを好きな女子…
それを聞いただけで、泣きそうになる。
大野センパイがあたしに会ってお礼を言いたかったと思ってくれてたことよりも、そっちの方が断然現実味があるんだもん…
ナ「でもね、私は気づいたよ」
え、…なにを…
ナ「大野センパイね、分かりやすいんだよね。」
A「…」
ナ「その女子の先輩はね、見てるの、大野センパイを」
A「…」
ナ「でも大野センパイは全然なんだよね。むしろ、終わりに近づくにつれて、合うのよ、私と目が」
A「…ナナと…？」
ナ「そ。私と。だって大野センパイ、私に頼みたかったじゃん？ありがとうって伝えてほしいって」
A「、…」
ナ「その女子の先輩より、Aの方が気になるってことでしょ？」
ナナが嬉しそうにそう話す。
…でも、本当にそうなのかな。
大野センパイの心は、大野センパイにしかわからない。
ましてやいつも近くにいる、同じクラスの女子だよ…？
あたしなんて全然近づけない気がする…
ナ「まぁAがそんなに前向きに考えられないって知ってるけどさ、私はそう思うよって話」
A「…うん」
ナ「Aよりは冷静に判断できてるから」
そうだったらいいな、なんてあまりにも夢見すぎてるけど。
でもやっぱり大野センパイの頭の片隅にでもあたしがいたらいいなって、そう考えずにはいられない。
けどそれ以上にそんな訳ないって気持ちが大きいのも事実。
あたしが考えたってそんなの答えにはたどり着けないけど、今はもしかしたら大野センパイが話しかけてくれるかもって、そのことだけで頭がいっぱいになった。
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うさこ(プロフ) - 卯奈さん» 何度読み返してても気づかないものですね(^^ゞご指摘ありがとうございました！ (2017年11月23日 19時) (
レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
卯奈(プロフ) - 91* の4行目、『ドンドン』が『ドントン』になっちゃってます！ (2017年11月23日 11時) (レス) id: 6ffb874e93 (このIDを非表示/違反報告)
しっぴん(プロフ) - 主人公ちゃん、愛されすぎ!！ ついつい応援したくなります! (2016年3月23日 12時) (レス) id: 5564e6f06e (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - こつぶさん» こつぶさん、コメントありがとうございます！甘酸っぱいどきどきを感じてもらえたら嬉しいです♪これからもよろしくです(*^o^*) (2015年11月14日 14時) (レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
こつぶ(プロフ) - 青春ってかんじでかわいいです！応援してます！ (2015年11月14日 10時) (レス) id: 9b7f87ea8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2015年11月12日 23時
