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翔「サエおはよ」
サ「櫻井おはよー」
翔「…つーかさ、ちょっと聞きたいんだけど」
サ「ん？なにー？」
翔「…この前のメンバー、あれなに？」
月曜日学校に来て一番に聞きたかったこと。
だってさ、土曜日のあのメンバー、どう考えたっておかしいじゃん。
サエとニノはいいとして、そこに智くんと…A…
ちなみに、Aは俺が気に入ってる子。
…つーか、好きな子。
俺ね、実はすんげー奥手なのよ。
好きな人出来たことはあるし、それなりに仲良くなって…なんてことはあるけど、告白とかはやっぱ別。
完全にお互いの気持ちが固まってないと最後の一歩が踏み出せない。
中学ん時一回付き合った人は居たけど、向こうに好きな奴が出来てフラれた。
中学はそれ一回きりで、高校に入ってからはめっきり…
いい感じと思ってたら彼氏出来てたり、結局智くんとつるんでる学校生活。
…そんな俺に訪れた恋と言う名の甘酸っぱい青春の風は、突然すぎるくらい突然に、俺の心にすっと入り込んできた。
─────
───
─
翔「智くん何にすんの？」
智「…いつもと同じ」
翔「醤油ラーメン？」
智「ん。」
翔「俺どーすっかなー…」
食堂のメニューを見下ろすと、相変わらず同じメニューが並んでる。
…まぁ、そうそう変わんねーわな。
昨日は蕎麦食べたし、今日は…
翔「カレーにすっか」
ふと振り向くとそこにはもう智くんの姿はなくて、少し恥ずかしさを感じながら、でも悟られないようにいつものメンバーのいる席を探す。
「翔ー！」
少し遠くでシゲが手を挙げて呼んでる。
翔「おー、」
俺もお返しに右手を上げると、近くで女子が声を上げた。
「、かっこいーっ…！」
「ねっ翔先輩彼女居るか聞いてっ」
「自分で聞きなよ、」
…こういう声って、意外と雑音あっても聞こえてくんだよね。
ニヤケんのを抑えつつカレーの列に並ぶと、隣りにはラーメンの列に並ぶ智くん。
…そーいや智くんから女子の話って聞いたことねぇな。
まー俺だって特定の人が居るわけでもないし、智くんと一緒にいることも多いからお互い分かってんだろうけど。
しばらくしておばちゃんからカレーを受け取り席までたどり着くと、シゲが突然話し出す。
「、オレ、今ここに宣言します！」
翔「、なんだよ突然、」
「オレ、彼女作ります！！」
翔「…」
「…」
智「…」
翔「…なにそれ、なに宣言、それ」
*
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うさこ(プロフ) - 卯奈さん» 何度読み返してても気づかないものですね(^^ゞご指摘ありがとうございました！ (2017年11月23日 19時) (
レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
卯奈(プロフ) - 91* の4行目、『ドンドン』が『ドントン』になっちゃってます！ (2017年11月23日 11時) (レス) id: 6ffb874e93 (このIDを非表示/違反報告)
しっぴん(プロフ) - 主人公ちゃん、愛されすぎ!！ ついつい応援したくなります! (2016年3月23日 12時) (レス) id: 5564e6f06e (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - こつぶさん» こつぶさん、コメントありがとうございます！甘酸っぱいどきどきを感じてもらえたら嬉しいです♪これからもよろしくです(*^o^*) (2015年11月14日 14時) (レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
こつぶ(プロフ) - 青春ってかんじでかわいいです！応援してます！ (2015年11月14日 10時) (レス) id: 9b7f87ea8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2015年11月12日 23時
