69* ページ19
A「……」
智「…」
…なん…で、
すっごい自然に同じバス停で降りて、当たり前のようにあたしの隣を歩いてる…
…でも聞けない、
なんで同じバス停なのかって、
、あ、もしかして、近いって言ってたし本当に近いのかも！？
てゆーかそしたら同じ中学とか！？
そんなことあり得る！？
焦って大野センパイに視線だけ合わせてみると、同じタイミングでこちらを向いた。
智「さっきのだけど」
A「、え！？」
智「環境整理の」
A「、あ！」
そっか、忘れてたけど、もしかしてその話終わってないから降りてくれたとか…？
A「…、あ…、そうですね、…環境整理…なら、整理整頓…的な？掃除ちゃんとしましょう、とか…？」
智「おー。」
A「、大野センパイ、どうですか…？」
智「んー。…俺も同じ」
A「、」
智「整理整頓…。うん、掃除して心もきれいにっつーかんじね」
A「……」
なんだか不思議な気分に包まれた。
大野センパイ、近くにいるとドキドキして仕方ないけど、その優しい口調や笑顔に安心させられる…
10分ほど歩くと、家の近くまで来ていた。
A「、うち、もうすぐです、」
智「そっか」
A「…すいません、こんなところまで…」
智「ううん、いいよ近いし」
A「……」
近い…んだ、
もしかして本当に、中学一緒…？
A「…なに中…ですか…？」
智「ん？」
A「…中学、」
智「、…二中」
少し言いづらそうに口を開くと、また口をとがらせて下を向いた。
A「…、え、二中って…」
智「……」
二中は確かにうちの隣町だけど、もう通り過ぎて…
A「…あ、」
智「今日、」
申し訳なくて謝ろうとすると、大野センパイも同時に口を開いた。
智「…ありがと」
A「…え…？」
智「明日の集会、恥かかなくて済みそ」
A「、…」
そう言って微笑む大野センパイに泣きそうになりながら、一度だけ首を縦に振った。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 381人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うさこ(プロフ) - 卯奈さん» 何度読み返してても気づかないものですね(^^ゞご指摘ありがとうございました！ (2017年11月23日 19時) (
レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
卯奈(プロフ) - 91* の4行目、『ドンドン』が『ドントン』になっちゃってます！ (2017年11月23日 11時) (レス) id: 6ffb874e93 (このIDを非表示/違反報告)
しっぴん(プロフ) - 主人公ちゃん、愛されすぎ!！ ついつい応援したくなります! (2016年3月23日 12時) (レス) id: 5564e6f06e (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - こつぶさん» こつぶさん、コメントありがとうございます！甘酸っぱいどきどきを感じてもらえたら嬉しいです♪これからもよろしくです(*^o^*) (2015年11月14日 14時) (レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
こつぶ(プロフ) - 青春ってかんじでかわいいです！応援してます！ (2015年11月14日 10時) (レス) id: 9b7f87ea8c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさこ
| 作成日時：2015年11月12日 23時
