68* ページ18
智「考えた？」
A「ちょっと待ってください(笑)、……はい」
智「じゃ俺からね、」
その瞬間、聞こえてきたのはバスのアナウンス。
『御池。次は御池です。お降りの方はボタンでお知らせください』
A「、…」
智「…ここ？」
A「…はい、…」
もう降りなきゃいけない事にショックになりながら、自分の近くの柱に手を伸ばし押そうとすると、不意に“降ります”のランプがついた。
A 「、」
智「俺の勝ち(笑)」
この笑顔の破壊力がものすごくて、嬉しさと帰らなきゃいけない寂しさでまた泣きそうになる。
智「…」
A「…」
また無言になってしまう。
バス、タイミング悪すぎ…っ！
ちらっと大野センパイを盗み見ると、前をじっと見てすごい真剣な顔してる…
…かっこいい、
好き、
触れたい…けどそんなこと絶対無理、
そんなこと考えてたら、すぐにバス停に着いてしまう。
A「…じゃ、あの…、すいません、」
窓側に座ってたから、申し訳ない気がして頭を下げながら席を立った。
すぐに大野センパイも席を立ってくれる。
A「…あの、…じゃ…」
帰りたくないけどバスだからもう行かなくちゃいけない。
名残惜しいけどしょうがない、と思い切って歩き出すと、
…なぜか大野センパイもあたしの後ろを着いてきた。
もしかしたらひとりになるから前の方に乗り直すのかも…？
やっぱり少し不思議な人だなぁって思ってICカードをかざしバスを降りると、
A「、……」
智「…行こっか？」
…なぜか大野センパイもバスを降りて、あたしに笑いかけてくれていた。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 381人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うさこ(プロフ) - 卯奈さん» 何度読み返してても気づかないものですね(^^ゞご指摘ありがとうございました！ (2017年11月23日 19時) (
レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
卯奈(プロフ) - 91* の4行目、『ドンドン』が『ドントン』になっちゃってます！ (2017年11月23日 11時) (レス) id: 6ffb874e93 (このIDを非表示/違反報告)
しっぴん(プロフ) - 主人公ちゃん、愛されすぎ!！ ついつい応援したくなります! (2016年3月23日 12時) (レス) id: 5564e6f06e (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - こつぶさん» こつぶさん、コメントありがとうございます！甘酸っぱいどきどきを感じてもらえたら嬉しいです♪これからもよろしくです(*^o^*) (2015年11月14日 14時) (レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
こつぶ(プロフ) - 青春ってかんじでかわいいです！応援してます！ (2015年11月14日 10時) (レス) id: 9b7f87ea8c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさこ
| 作成日時：2015年11月12日 23時
