お説教 ページ34
「楓お姉さん、その事件の事知ってるの？」
コナンに問われた楓は視線をそちらに移しながらもう一度新聞を眺める。
「いえ、事件を知ったのは今日が初めてですわ。
気になったことがあるのでそれは後で透に相談することにします。」
言い切った朱雀にさっきまでの恐怖を忘れてコナンは問いかける。
「僕探偵してるんだ！
だから僕にもその気になったことを教えてくれないかな！」
「こらっ、コナン君！
すみません、この子いつも父の捜査に着いていったりしてるので……」
「お父様？」
朱雀はコナンへの違和感を膨らませながら問う。
「はい、家の父毛利小五郎っていって最近有名になった探偵なんです。」
「僕は小五郎のおじさんの助手なんだよ！」
ちょっと誇らしげに語る蘭とコナンを交互に見つめたあといかにも納得したと言うように頷いた。
「なるほど、透とはその捜査の途中で知り合われたのですね？
誰かの弟子入りをするためにアルバイトを始めたとかなんとか言っていましたから。」
というのは作り話でたんに朱雀がこっそり降谷についていっただけの話なのである。
「そうなんだ！
僕も大きくなったらおじさん達みたいになりたくて今から推理のお勉強してるの！
だから楓お姉さん、お願い！」
必死で頼むコナンに楓は小さくため息をつく。
コナンはいつもこの流れで情報を得てきた。
今回もそれで行けると思っている、が……
「それはとんだ大人しか側にいなかったのですね。」
朱雀は笑顔のまま冷ややかに告げた。
「貴方は大人ではありません。
そしてそれを職業にしているわけでもありません。
そもそも探偵が警察の捜査に加わると言う話も私は聞いたことがありませんでした。
いいですか？
貴方は今までこうやって誰かに怒られた事がないのかもしれませんが大人をなめるのも大概にした方がよいかもしれません。」
「か、楓さん……」
蘭が戸惑いの声をあげるのを目だけで制してしっかりとコナンを見る。
「子供が人の死に目に触れていいのはお葬式などの特別な事があるときのみです。
お手伝いなどと称して遊び感覚、ゲーム感覚で首を突っ込んで良い話でもありません。
将来の目標があって大いに結構ですが今は小説の中だけにしておきなさい。」
静かに語られコナンは心臓が嫌な音をたててドキドキしていた。
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吹雪(プロフ) - 僕も陰陽師大好きです！この作品は世界観が瞑想している気がしますがそう言っていただけると嬉しく思います。これからもよろしくお願いしますm(__)m (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 46e13fa611 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 陰陽師(野村萬斎&伊藤英明さんの映画)好きの私…タイトルに興味を惹かれて読んでみたのですが、世界観に一気に引き込まれました。更新頑張って!！ (2019年5月6日 20時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 気に入った作品で続きが楽しみです今後他の作品を作る予定があったらリボーンのツナ♀逆行か雲雀の姉か妹か娘がワールドトリガーかヒロアカかアニメKとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも応援します (2018年3月13日 22時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪(プロフ) - 苦手なお話に挑戦してくださってありがとうございます。そういった方からの嬉しいお言葉はとても自信になりました。これからもよろしくお願いします！！ (2018年2月20日 10時) (レス) id: 4e2a82a17c (このIDを非表示/違反報告)
寝夢(プロフ) - 刀剣女士の話は少し苦手でしたがこのお話は何の疑問もなくすんなりと読めました。改稿も程々で誤字脱字も少なかったのでとても読みやすかったです。更新心待ちにしています！ (2018年2月20日 8時) (レス) id: 671ce60c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吹雪 燐 | 作成日時：2017年9月14日 19時
