18.かぜをいたみ ページ2
.
肉まんくんが(強制)入部し、
五人揃って正式な部になった
瑞沢かるた部。
今日も元気に練習中です!
” みよ
バッ
しののー ”
” あr
バンッ
iあけのー ”
A「ふぅ。」
肉まんくんvs私、結果は11枚差で私の勝ち。
肉まん「あーもーヤダ。
なんでまだ ” ありま ” 残ってんのに
” あり ” で取れんだよ、意味わかんねー。」
A「 ” ありま ” と ” ありあ ” は
全然違うじゃん。」
肉まん「それおまえだけだから。
つぎ真島が相手しろよー。」
肉まんくんが床に項垂れて気を腐らせている。
千早「私、ちょっとスカウト行ってくるねー。」
太一「は?スカウト?
もう五人いるし、団体戦も出れるだろ。」
千早「何かあった時の控えがいないと!」
A「目星はついてるの?」
千早はいそいそと靴を履きながら振り返り
千早「真島太一に次ぐ学年二位の秀才、
同じクラスの机くん!」
そう言ってバタバタと走って行った。
はー…
それにしても相変わらず上手く
音が腕に繋がらない。
太一「A、おまえもっと速く取れるだろ?
身体が反応してから手が出るのが遅い。」
A「うん、自覚ある。
もう少し速く出せる筈なの。
聴けてるのにな…。」
肉まん「Aの課題は瞬発力だな。」
千早よりも私は感じがいい。
でも千早は運動神経もいいから、
耳に入ってからの反応が速い。
私ももっと速く取れるようにならないと。
千早も成長してる。
このままだとすぐに追いつかれる。
太一「A、今日から腕立てな。
そんな細い肩と腕じゃ瞬発力は発揮できねーよ。」
A「えっ、私腕立て伏せできな…」
太一「部長命令だ。
…千早に負けてもいいのか?」
ドクンと胸が脈打つ。
今千早に負けるとしたら…
それは私の夢が崩れる時だ。
まだ負けられない。
負けるわけにはいかない。
.
508人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そら(プロフ) - あやさん» 嬉しいコメントありがとうございます。続きがんばりますので今後ともよろしくお願いします。 (2018年4月17日 12時) (レス) id: f89ab7fbfc (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 青龍 葵さん» お返事遅れてすみません!続きは次の作品になりますが引き続きよろしくお願いします。 (2018年4月17日 12時) (レス) id: f89ab7fbfc (このIDを非表示/違反報告)
あや - この作品ちょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー続き気になる!!!頑張って更新してね!応援してるよ!! (2018年4月16日 18時) (レス) id: c1c90bc5f7 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - そらさん» 早速ですが更新した分を読みました!やっぱクイーンには勝てなかったけど今後の対策を兼ねると共に夢主がクイーンになる日が楽しみですwこれからも頑張って下さい! (2018年4月14日 3時) (レス) id: a3d4cc2e55 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 青龍 葵さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!更新頑張りますので今後ともよろしくお願いします。またコメントくださいね。 (2018年4月13日 8時) (レス) id: f89ab7fbfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:そら | 作者ホームページ:https://plus.fm-p.jp/u/aratasosa
作成日時:2018年3月29日 12時