5.ひとはいさ ページ38
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場違いな大きな声に驚き振り返る。
太一「…原田先生。」
原田「大きくなったなー、
脇毛もち○毛ももうボーボーか?」
大笑いしながら太一の頭をがしがし。
原田「…ん?そっちの美女はもしや…
Aちゃんか?!」
A「(?美女?誰が?)
原田先生、お久しぶりです。
いま暗記時間なんで後でゆっくり…。」
原田「おっ、いかんいかん。」
原田先生も相変わらずだな。
原田先生とは去年の秋の大会以来。
太一と原田先生が何やら小声で話してる。
男同士の話ってやつ?
太一「俺は…青春ぜんぶ懸けたって
新より強くはなれない。」
太一?
太一が新をライバル視してたのは知ってるけど、
見たことないくらい寂しそうな目…。
ただのライバル心じゃなさそうな。
聞いてなかったふりした方がいいかな。
そんなことを思っていたら、
丁度序歌が詠まれ始めた。
” なにわづに さくやこのはな ふゆごもり
いまをはるべと さくやこのはな ”
自分の試合じゃないのに
序歌を聴くと何だかドキドキして息を呑む。
” いまをはるべと さくやこのはな ”
” はるs ”
千早「でりやぁああ!!」
…え。
ポカーンという表現が似合う、
開いた口が塞がらないとはまさに今この状態。
さっきまでの2試合は普通にやってたのに。
突然どうした千早!
千早「せやあぁあ!!」
先生あんなの教えてるんですか…?
焦り混じりの太一の問いに、私も同感。
原田「今回は絶対勝ちたいって言うから
いろいろ策を…。」
なるほど。
千早は何がなんでもA級に昇格して
太一とかるた部創りたいんだ。
千早「どりゃあぁあ!!」
原田先生がじっと千早を見守る目が
とっても優しくて、でも熱く強い。
原田「” 青春ぜんぶ懸けたって強くなれない ”?」
珍しく落ち着いた原田先生の声。
原田「まつげくん、懸けてから言いなさい。」
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黒木玲奈(プロフ) - そらさん» よろしくお願いします! (2018年9月6日 12時) (レス) id: 267fae23b3 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 黒木玲奈さん» お返事遅くなりすみません!嬉しいお言葉ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。 (2018年9月4日 12時) (レス) id: 6024975a6b (このIDを非表示/違反報告)
黒木玲奈(プロフ) - 最高です!私、かるたが今スランプだったので、もっと頑張る気になりました!ありがとうございます!小説、すごく上手ですね。きっと、かるたも同じくらいお上手なんでしょうね! (2018年8月5日 18時) (レス) id: 267fae23b3 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - Disney★さん» 嬉しいコメントありがとうございます。楽しく読んで頂けたら幸いです♪ (2018年5月15日 1時) (レス) id: f89ab7fbfc (このIDを非表示/違反報告)
Disney★ - 書くのものすごくお上手ですね!尊敬します。これからも頑張ってください! (2018年5月14日 20時) (レス) id: 9f53b71922 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そら | 作者ホームページ:https://plus.fm-p.jp/u/aratasosa
作成日時:2018年3月22日 15時