パートタイマー。 (ページ10)

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着替え終えホールに出る

あー帰ってたりしないかな～待ってなくて良いのに

と微かな希望を持ちながら彼のいた席の方を見る

あれ、

寝てるし。

流石に寝てる間に逃げるのは最低すぎるから

仕方なく座席へ向かい目の前の席に腰掛ける

机の上にはビジネス関係の新書が置いてあり

めっちゃ付箋貼ってる、

ただチャラいだけとか思ってたけど、

この人凄い実は勉強家、、？

「ん、、

あ、終わってた？ふぁ～～眠かった」

ちょっとすると起きて目をこする

「あ、Aちゃんもなんか頼みなよ！疲れたでしょ長い時間働いて！」

「え、あ、じゃあ、」

すみませーん！と大きな声でベッキョンさんが呼ぶと

やってきたのはまさかのセフンさん

「、、、ご注文をお伺いします」

私に敬語使うのが不服そう、

いつもはもっと爽やかに店員してるくせに

「あ、アイスティー１つ」

「あとモンブランとチョコケーキも！」

「以上でよろしいですか、ありがとうございます」

チラッと見ると目が合うが何も言わずに戻っていった

「今の子確か同じ大学だよね」

「あ、そうです知ってるんですか？」

「んー見たことある気がする！

でもAちゃんと同じバイト先とか羨ましいな～」

「、、、今日はどうして、？」

「えっだからAちゃんと話しにきたんだよ！」

「ほんとにそれだけですか、？！

ならわざわざ長時間待たないで違うときでも、」

「えーだって話したかったんだもん！

バイト頑張ってる姿も見れたし、これから通っちゃうかもここ！」

それは私が働きづらい。

が、しかし

店員側でもある私はお店の利益のために

通わないでとは言えない。()

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