パートタイマー。 (ページ29)

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twenty-nine ページ29

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「ふぅ～楽しかったね！！」

「そうですね！」

「あ、そうだ！これ！」

そう言って渡された白い小さめの袋

「これは、、？」

「今日買ってたワンピースに凄い似合いそうなのあったから買っちゃった！！」

「え！？」

「好みかはわかんないけど、

よかったら使って！！」

開けてみると

それは小さなハートのめっちゃ可愛いネックレス

「え、めっちゃ可愛いです！！」

「ほんとに？よかった！！

そんな高いのとかじゃないけどよかったら使って！笑」

「いやもうほんとわざわざありがとうございます、、、！！」

ほんと、ベッキョンさん女心つかみすぎじゃない、、、？

センスも良いし、なんなんだ。

とベッキョンさんに感心していると

ようやくセフンが自ら口を開いた

「じゃあ俺らこっちなんで帰ります

行こ」

そして私の左腕をとり歩き始める

「え、あ、うん

ありがとうございました！」

「あ、

うんじゃあまた会いに行くね！！」

遠ざかっていくベッキョンさん、

何か言いたげにも見えたがいつもの笑顔で手を振っていた

そしてまた2人だけの状況に戻った今。

「ね、」

「なに」

まだ私の手首にセフンの手が触れている

少し前を歩いていて顔はよく見えない

「いや、、」

今日楽しかったのかな、

ずっと怒ってるような気がしてたけど、

でもどんなこと考えてるかわかんなくて

怖くて聞けないや、、

すると

「、、ワンピース、」

「え？」

「ワンピース、

気に入ったの買えて良かったね」

「あ、うん！

ありがとう、付き合ってくれて」

「いや、別に、」

「そっちはなにも買わなくてよかったの？」

「買ったよ」

「うそ、なに買ったの？」

そう聞くと一旦黙ってから

肩にかけていたカバンから小さな可愛い袋を取り出した

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